★★★★ 2017年2月21日(火) 梅田ブルク7シアター5
70年代をモチーフにしたハードボイルドってのが、もしかしたら流行?
なんて思っちまうくらい全てが様になってる。
SEX&ドラッグと生活の垣根が低いんですなあ…この時代は。
そりゃあ、なんでも規制の今の世に生きてりゃあ、70年代経験者にゃあ懐かしくも思えます。
主演2人が最高だ。
どでかいテディベアと化したラッセル・クロウの良さは想定内だがライアン・ゴスリングに驚愕。
条件反射的アドリブが冴える。
・腕折られるときの悲鳴→絶妙の大きさと長さです。
・娘に指切り迫られ渋々したあとF○CK!と吐き捨てる→納得の反応です。
などなど全篇ノリりに乗ってて楽しい。
財界の巨悪が元締めってのも実に「らしい」。
ただ、キム・ベイシンガーだけは一寸弱い…っていうか痛々しい。
SEX&ドラッグと生活の垣根が低い70年代への懐旧感が堪らない。主演2人が最高でどでかいテディベアと化したクロウもだがゴスリングの条件反射リアクションが冴えまくる。財界の巨悪が元締めってのも正しくハードボイルドの根幹を押さえてます。(cinemascape)