男の痰壺

映画の感想中心です

バニシング・ポイント

★★★★ 1977年6月19日(日)  伊丹グリーン劇場
                   1979年10月10日(水)  伊丹ローズ劇場
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15時間の時制を解体した暗喩が破滅への疾走だけを執拗且つ強固に反復することにより絶対映画の純度を獲得。その強度が明確なので大過去の陳腐も意味不明の寄り道もどうでもいい。紛れもなく閉塞が産んだ徒花。アナーキズムこそが次世代の繁栄の呼び水だ。(cinemascape)