男の痰壺

映画の感想中心です

2019-03-21から1日間の記事一覧

クローズ EXPLODE

★★★★ 2014年4月27日(日) MOVIXあまがさき2 ワイルドサイドな昭和ロックで開巻した物語は豊田十八番のパンキッシュスローへと引き継がれ以後一切澱まない。ワルメン的底浅ではなく地べたからの上昇志向とニヒリズムの噛み合わせの妙。ダサくかっこ悪…

典子は、今

★★★★ 1981年12月2日(水) 伊丹グリーン劇場 微妙な題材だが、松山善三には裏表は無いようだ。全体を覆うさわやかさは偽善を感じさせず素直に希望だけを謳う。フィクションを織り交ぜた作劇にも救われた。当然あったしあるであろう辛苦は所詮当事者にしか分か…

キャプテン・マーベル

★★★ 2019年3月17日(日) MOVIXあまがさき7 なんかどうでもいいような話であった。 何かにつけて言い訳がましいのである。 如何にして彼女はスーパーヒーローになったのか。 …ってな話を未整理なままにぶつけてくるので、はあ?って感じ。 はなっから…

リンカーン 秘密の書

★★★ 2014年5月11日(日) トビタシネマ 銃弾を曲げることはできそうに思えたとしても、暴走する馬群の背中を飛び跳ねながら格闘するのは無いやろう思うし土台面白くも無い。そもそもに吸血鬼ハンターと大統領も兼業するわけでなく職能アンビバレンツな設定も…

自由の幻想

★★★ 1980年5月11日(日) SABホール 食事と排泄の或いは猥褻への価値観逆転は笑えるがTVで垂れ流される凡百のコントと紙一重。一方で理解不能なエピソードは『アンダルシア』を筆頭にした表現的な荘厳さには遠い。評価に迷うが権威に追従したくない。ブニ…

家族のレシピ

★★★ 2019年3月16日(土) 大阪ステーションシティシネマ10 主人公の父親が急逝してシンガポールに行こうとするその心理が見始めた当初、いかにも説明不足で入り込めない。そのへん、監督のエリック・クーの語り下手なのか、編集で切られたのかは知る由もな…