★★★ 2024年1月11日(木) 大阪ステーションシティシネマ4
「エクスペンダブルズ」見るのは1作目以来。シリーズにもスタローンにもそんなに思い入れもない俺です。であるから、まあ面白かった。
【以下ネタバレです】
チームでミッションを遂行する。そのときに各キャラの性格や強さ弱さが表出する。ドルフ・ラングレン見てて「荒野の七人」のロバート・ヴォーンが頭をよぎったり、言わば一昔前の昭和チックな建て付けである。まあ、それでもヘタレに見えたラングレンも一度ウィスキーぐびりと飲めば鬼神のように活躍する。安心の展開です。
ロートルアクション役者の中で、本作を締めているのは敵のリーダーのイコ・ウワイスで、インドネシアのアクション俳優らしいが良い面構えしてて身体のキレもいい。彼とメンバー中の若手ジェイコブ・スキピオ。エロ話大好きキャラも板について活きがいい。イギリス出身らしいが顔見ると多分アジア系だろう。その2人が年寄りたちの根腐れ感を払拭している。ニューブラッドって彼らのことやなー思った次第です。
どっちにしても正月気分の抜けないうちが消費期限みたいな映画ではありますけど。
チームでミッション遂行するジャンルとして奥床しいまでの昭和感が安心。ヘタレラングレンはグビリと飲めばパワー全開でステイサムはミーガンの手の中で踊ってヤレヤレしゃーねーな。そんななかウワイスの面構えが親爺たちを乗り越えていく。(cinemascape)