男の痰壺

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バイオハザード ザ・ファイナル

★★★ 2017年1月4日(水) 梅田ブルク7シアター6
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序盤でアリスが罠にかかって逆さ宙吊り状態になりながらアンブレラの刺客たちを殲滅するんですが、相変わらずミラには大した体技がないのに見栄ポーズだけを編集で強調するバカさは健在なのがわかって深ーい徒労に覆われる。
終盤、ハイブの深奥でアイザック博士の本物とミラが対峙する場面。攻撃予知プログラムとやらを埋め込んだアイザックはアリスが卓上のペンを取って攻撃してくりゃあどう撃退する、花瓶で殴り掛かってきたらどう撃退する…ってな感じで図解説明するのだが…ポール・W・S・アンダーソン…相変わらずアホでダッセー。
 
とにかく全篇、勢いだけは半端ない、というかそうでもしなけりゃこんなスカスカで破綻しまくりの脚本見れたもんじゃありません。
 
唯一、強いてあげるならアイザック博士の常軌を逸していくさまがええですな。
彼のアイデンティティをめぐる内実はアリスのそれより深みがある。
 
最早何がどうなろうがどうでもいいシリーズで相変わらず見栄ポーズだけご立派なミラの編集詐称。だが鮭回遊の如くハイブ深奥に至る終盤は何がしかの感慨はある。そんな中常軌を逸してくアイザックアイデンティティを巡る内実はアリスのそれより奥深い。(cinemascape)