男の痰壺

映画の感想中心です

第七藝術劇場の怪

大阪は十三の飲食と風俗が混在するメインストリートに第七藝術劇場という映画館がある。
はるか昔、俺が中高生だったころはサンポードアップルシアターという名前で、寅さん映画などを観に行った記憶があるのだが、一旦つぶれて数年後に第七藝術劇場と名を変えて復活した。
それも何年後かに再びつぶれて時が経ち、再度同じ名を冠し復活したように覚えている。

で、そこの支配人をMという俺の大学時代のクラブの1年後輩がやっていた。
再復活以降なのではないかと思う。
10年くらい前だと思うが、中国人監督による「靖国 YASYKUNI」というドキュメンタリー映画反日ではないかと物議をかもしたときに、右翼とかの妨害などを恐れて、関西ではなかなか受け入れる映画館がなかったのだが、第七藝術劇場が手を挙げた。
新聞などでMのかっこいいコメントを読むたんび、ほんまかいなと思ったのを覚えている。
だが、彼の嗅覚は的中し、ここ数年、「ドキュメンタリーのナナゲイ」との呼称まで世間では生まれ、映画館も連続黒字をつづけていたらしい。

で、最近、彼が解雇されたとの話を聞いた。
オーナーとどういう確執があり、どういう経緯でそうなったか、門外漢の俺は知る由もない。
一方的であったとか、辞めさせられ方がおかしいとか色々あるようだが、所詮、昔っからの興業屋であるオーナーにコンプライアンスの意識などあるわけもない。
そんなことは、はなっから解っていたことではないかと思うのだ。
だが、問題なのはーナー対Mという構図に留まらないらしい…という点。

戦後の資本主義の勃興と同時に産まれ敵対し又馴れ合い時を経た組織はやがて目的を失い腐っていく。
野菊のように生まれ、向日葵のような大輪を咲かせたいと思ったが、食虫植物に成り果てた組織。
原発反対」とか「辺野古移設反対」とかバカな売れ線狙いのお題目しか唱えられない圧力団体。
そういう輩の姿が見え隠れすると言う。

俺は、その部分に反吐が出そうな嫌悪感を覚えるのだ。