男の痰壺

映画の感想中心です

2020-07-09から1日間の記事一覧

おもひでのしずく (2006年6月16日 (金))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 BRICs おい、お前や、何やねん、さっきから見とればウーロン茶ばっかり飲みくさって、辛気臭いやんけ、酒飲みに来とるんちゃうんか、えっ、明日の仕事に差し障りがある?そんなもん皆あるやんけ…

密告・者

★★★★ 2012年8月11日(土) トビタシネマ イヌの妹への又ボスの情婦への想いと、刑事のイヌへの思いと元妻への想い。暴力まみれの殺伐な泥沼の中で4つの想いの真摯で衒いがないことに打たれる。中でもイヌと情婦の成り行きに導かれた道行は行きつくとこまで…

女の都

★★★ 1982年7月2日(金) 大毎地下劇場 女性への憧憬というよりマゾヒズム願望に思える。何れにせよ『8 1/2』『魂のジュリエッタ』系譜の夢か現かのゴチャマゼ世界の成れの果てが、こういう幼児的願望をさらけ出す帰結とは…老醜とも思うが、それも又ええやんと…

レイニーデイ・イン・ニューヨーク

★★★★★ 2020年7月5日(日) MOVIXあまがさき6 撮影がヴィットリオ・ストラーロに代わってからの「カフェ・ソサエティ」と「女と男の観覧車」に何となく違和感を感じて、演出意図と撮影戦略が噛み合ってないような印象で、なんで撮影者変えたん、と思っ…

おもひでのしずく (2006年6月6日 (火))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 村上ファンド 「人の幸福は俺をヘコませる」と前回書いてしまったのだが、やっぱあかんね、そんなんじゃ。「人の幸福は俺の生きがい」て言うのは嘘くさいが、せめて「人の幸福は俺を奮い立たせる」く…

かぞくのくに

★★★★ 2012年8月11日(土) シネマート心斎橋1 300%の理不尽が罷り通る現実に、遣る瀬無い怒りと、憤怒の彼方に到達した諦念と、心の揺れを圧殺する服従とで向き合う3人。そして、その家族・友人の押さえても噴き出る感情の吐露の慎ましさ。この日本的…