男の痰壺

映画の感想中心です

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

★★★ 2021年10月5日(火) 梅田ブルク7シアター2

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そういうことするなら、そうなるに相応しい敵との死闘なり鬩ぎ合いなり今までの総括なりをケレンたっぷりに揉みしだいて納得させてくれっつうの。

って言うほど007に思い入れがあるわけじやないんですけどね。

 

【以下ネタバレです】

ラスト、愛娘を横にアストンマーティンを駆るレア・セドゥに被さる「女王陛下の007」の主題歌。あの映画にリスペクトを表明してるってことは、作り手の目論見は唯一ボンドが愛して結婚した女性を失うといった悲恋のロマンティシズムの踏襲だったのだろう。

その為にはボンドとマドレーヌ(レア)の互いが唯一無二で世界の果てまでいってQな桃源境地の描写が決定的に不足している。

簡単に疑って別れてみたり、再会して簡単に和解したりでどうにもそのへんが淡白なんです。

 

登場人物が半端に多く大した印象を残さないのもどうか。いっそ、サフィンを消してプロフェルドと一体化、土台ラミ・マレックは旬だったのかも知れんがクリストフ・ヴァルツの服芸に及ぶべくもない。スペクター全滅とかテキトーで軽すぎ。新007のノーミも要らん。キューバで活躍した新人エージェントが新007でいいやん。これでスッキリっす。

だいたい幾らAIが発達したといっても個人を特定するDNAを選別攻撃する人工ウィルスって気が遠くなるほど面倒くさそう。そのへんもモヤモヤします。

 

まあ、いずれにせよ終わったー。もう、ええでしょうよ。007は戻ってくるぜとか未練たらしく謳ってましたが、ブランドの耐用年数はとっくに過ぎてるんだからさ。