男の痰壺

映画の感想中心です

赤い殺意

★★★ 1977年11月20日(日) 東梅田シネマ
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単なる痴情話で終わらせまいとしてポジ『昆虫記』のネガと対置し日本論的な風土や因習を加味して物語的な強度は拡散した。暗鬱な東北の風土の中で描かれる図太く強かな女のバイタリティは春川ますみの木偶のような受動性に吸引され女性論へ昇華し損ねる。(cinemascape)