男の痰壺

映画の感想中心です

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アンダー・サスピション

★★★ 2003年8月21日(木) 新世界国際劇場 2人の大統領役者が腹芸合戦をする為に製作総指揮まで買ってでたにしては2転3転の面白みに欠け勿体ない。役者を立たせるなら演出も愚直なくらいが丁度いいのに中途半端に技巧を見せようとして煩わしい。ただ、ラスト…

ベティ・ブルー 愛と激情の日々

★★★ 1993年11月27日(土) ACTシネマテーク 相性の合わぬ男と女の腐れ縁の変遷が最悪の形で瓦解しゆく様を延々見せられてしんどいことこのうえないし、まあありがち。「インテグラル」ではなく初出版で見たかった。ただベアトリス・ダルのオーラは大したも…

ブレット・ラトナー Brett Ratner

生年:1969/03/28 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

松原信吾 Shingo Matsubara

生年:194/01/06 kenironkun.hatenablog.com

純子引退記念映画 関東緋桜一家

★★★ 2003年8月21日(木) トビタ東映 「引退記念映画」と銘打つからには頭からケツまで純子べったりであるべきなのに、いつしか比重は健さんと鶴田の毎度の渡世の義理の世界へ。恩人マキノを立てた為『緋牡丹博徒』で花道を飾れなかったのが気の毒だが復帰した…

月はどっちに出ている

★★★★★ 1993年10月31日(日) 第七藝術劇場 バブル終焉期のダイナミズムの残り香の中を主人公は無自覚に泳ぎ続ける。60年退廃ローマの『甘い生活』マルチェロの如くに。行き着けば僅かにせよ希望が見えるかも知れない。鄭と藤澤という新たな共闘者を得た崔の…

男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

★★★ 2003年8月21日(木) トビタ東映 いくら流行とは言え寅次郎とマドンナのジョイントとしては俵万智は機能すべくもなく「やむを得ず 大学の講義で バカ話」するのが最大の見せ場とあっては三田佳子が気の毒にさえ思えてきた。多少はしんみりするのが救い。(c…

宮崎駿 Hayao Miyazaki

生年:1941/01/05 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hat…

ミルトン・カトセラス Milton Katselas

生年:1933/12/22 kenironkun.hatenablog.com

真夜中乙女戦争

★★ 2022年2月24日(木) TOHOシネマズ梅田7 システムから弾き出された鬱屈した思いが世界の破壊願望に繋がる過程で、そのシステムの圏外で女の子(先輩)と刹那な✖️✖️みたいな展開に、ふと何となくではあるが思い浮かんだ映画が「新宿泥棒日記」。 もち…

アメリカの影

★★★ 1993年11月7日(日) ACTシネマテーク 撮影所システムに拠らないNYインディーズの始祖としての歴史的意義は認めるし実際16ミリや即興のヒリヒリ感を感じもするが、劇作に未だ旧来のシステムに捕らわれている面も感じる。いずれにせよ、問題を丸投げ…

コンフェッション

★★★ 2003年8月21日(木) 梅田ピカデリー2 お下劣TVショーのディレクターとしての話とCIAの殺し屋としての話が互いに浸食していく過程が生半可で並立的の印象しかない。始末に悪いのはクルーニーの演出がお上品だが自身の演じる役も含め悦に入ってる割り…

サクリファイス

★★ 1993年12月4日(土) ACTシネマテーク タルコフスキー美点のたゆたう時間軸は平準化され、ニクヴィストが捕らえる空気や火や水は平板で陳腐。ヨセフソンが問う神の在不在には借り物臭いベルイマン臭が横溢。しかも、退屈な『鏡の中にある如く』を彷彿と…

山中貞雄 Sadao Yamanaka

生年:1909/11/07没年:1938/09/17 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

デヴィッド・ヤロヴェスキー David Yarovesky

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

恋のエチュード

★★★★ 2003年10月18日(土) 梅田ガーデンシネマ2 煮え切らぬ主人公への共振は感じられるにしても、一方で姉妹の性格付けが甘く映画の終盤まで来てやっと全体構造が氷解するように見えて来る。女を描くのが得意なようでそうじゃないのではと思わせた。撮影が完…

機動警察パトレイバー

★★★ 1993年11月3日(水) 高槻松竹 特車二課という「チーム」を描きながら一昔前の「連帯」感は無く個人の間には微妙な距離があり冷めている。そういった世界を抽出された都市の無機質感を背景に先鋭化させる押井流は原作やOVとの狭間で躊躇があるように思え…

ファム・ファタール

★★★ 2003年9月7日(月) OS劇場 ドーンとタイトル「ファム・ファタール」と構えた割には所詮デ・パルマに本質を衝いたものが出来るはずもなく、自走する女優に救われる可能性もあったろうがレベッカ嬢に魅力もオーラも無い。さすれば出歯亀バンデラスも全く…

小林政広 Masahiro Kobayashi

生年:1954/01/06 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

アレクセイ・シドロフ Aleksei Sidorov

生年:1968/08/22 kenironkun.hatenablog.com

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ

★★★★★ 2022年2月23日(水) MOVIXあまがさき1 映画の骨子は、楽曲「奇妙な果実」を歌う歌わせないをめぐってのビリー・ホリデイと米当局との確執みたいな建て付けだが、そこは案外に淡白だと思う。映画の評価が今一なのはそのへんなのかもしれません。…

最も危険な遊戯

★★★ 1993年11月7日(日) トビタ東映 大の大人の殺し屋ごっこ的全篇に蔓延するチャチさ・イーカゲンさを一周回して優作映画なのだからと納得させるカリスマは解ったことにしても尚けっこうダルい。有名な病院の階段に於ける手持ちの長回しは相米的に凄いけど、…

座頭市

★★★★ 2003年9月20日(土) 梅田ピカデリー1 異世界から来たターミネーターのように問答無用で斬りまくる市には虚無や同情や憎悪等の作劇上の動機付から逃げたズルさを感じる。それを逆手に取ってトリックスターとしての役回りを全うさせるなら物語構造自体を…

ナイト・オン・ザ・プラネット

★★★ 1993年11月14日(日) ACTシネマテーク ダラダラとピリッとしないのが身上のジャームッシュが小粋な話を狙ったものの、結局どの挿話も案の定に締まらない。乗れない者にはとことん乗れない。キャスティングのみが彼我のリスペクトを拮抗させ小粋だ。「…

フォルカー・シュレンドルフ Volker Schlondorff

生年:1939/03/31 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ジェシー・テレロ Jessy Terrero

生年:1972/10/07 kenironkun.hatenablog.com

ゴースト・オブ・マーズ

★★★ 2003年9月26日(金) トビタシネマ 2転3転するのが当然の21世紀に叩き付ける何の変哲もない攻防…は解るが単なるメタル野郎が吼えまくってるだけの敵では怖くもなんともない。『エイリアン2』等の過去映画と似すぎるキャラ配置も損。ただただヘンスト…

北京好日

★★★★ 1993年11月20日(土) ホクテンザ2 シネマヴェリテという古語を彷彿とさせるインタビュー場面の創造を混じえた劇作がとてつもなく洗練されていると思う。ある種のいかがわしさを交えたドキュメンタルな作風から香り立つ60年代風味が堪らない。(cinemas…

春のソナタ

★★★★ 2003年10月11日(土) OS劇場CAP 人生に於いて意図的に駆け引きを弄さなければ偶然は転がり込んでは来ない。そして、要件さえ整えば男と女はいとも簡単に恋に落ちるし簡単にそれは終わる。微妙なニュアンスをきめ細かく描いて闊達だが、それでもやは…

ジョセフ・フォン・スタンバーグ Josef von Sternberg

生年:1894/05/29没年:1969/12/12 kenironkun.hatenablog.com