男の痰壺

映画の感想中心です

屍人荘の殺人

★★★ 2019年12月16日(月) TOHOシネマズ梅田3

f:id:kenironkun:20191218104926j:plain

まったく予備知識なしで見た。

まあ、予告篇から受ける印象は、ゆるい学園ミステリーで、往年の角川映画みたいなもんだろうと思っていた。

たいして見る気もなかったが、時間に合う映画がこれしかなかったのもあって、浜辺美波を鑑賞するだけでもいいと割り切っていた。

 

【以下ネタバレです】

予告篇はものの見事にミスリードを誘っております。2つの点でびっくらこいた。

いい意味ではない。そんなんあり?って意味です。

①規定路線ですすんでいたジュブナイル展開が、やぶからぼうにゾンビ映画に変貌する。伏線も何もあったもんじゃない。もう全篇ゾンビ映画であって、ミステリーとしての体裁は維持するが、そこにゾンビは関与するわけじゃない。しかも温い。

②ポスターはじめ宣材は3人の男女がメインのように謳っているが、中村倫也は序盤で退場してしまう。俺は、どうせどっかで再登場するんやろとずーっと思って見ていたが、再登場せえへんのです。(まあ、最後にちょっとあれですが)

 

中村の退場が痛かった。神木は巧いんだが正直見飽きた感があり、笑いのツボを絶妙にくすぐる中村をもっと見たかった。

浜辺は、どうやろか、コメディエンヌとしては振り切れていないし、速い台詞回しをこなせてない気もする。そこを逆手にとった序盤のギャグは苦肉の策に見えた。「君の膵臓」では輝きがあったが、今作ではそれは消失した。

 

スケコマシ目的のサークルを舞台にし、学園内ヒエラルキーを撃つべきターゲットにしている。「愚行録」でも同様の題材を扱っていたが、そのへんも食傷。

そんなもん、取り上げる価値さえもないやろと思うのだ。