男の痰壺

映画の感想中心です

の・ようなもの

★★★ 1983年6月29日(木)  毎日ホール

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台詞の独特の新味と伊藤のヘタヘタが相乗する以外これといってどうってことないのだが安易とも思えるラストでは泣かされるのも確か。終電を逃し夜通し歩いての道中づけは行き場なきモラトリアムの悶々の表出で秀れて擬似体験を誘発させるシークェンスだ。(cinemascape)