男の痰壺

映画の感想中心です

ゴジラ✕コング 新たなる帝国

★★★ 2024年5月15日(水) 大阪ステーションシティシネマ

冒頭で、日常的に怪獣が現れる世界になって都度ゴジラがやってきてそいつをやっつけ、ことが済んだらコロシアムでおねんねする様が描かれる。一方でコングは地下世界でお仲間さがしです。「エヴァ」から「シン・ウルトラマン」へと延伸された庵野ワールドの劣化継承ながら、これはこれでオモロイやんとも思った。

 

しかし、新たな脅威が発生して、反目するゴジラとコングが共闘して闘うわけですが、どうもそいつが予想のかなり下行くやつなのでテンション下がります。最初、コングがゴジラのとこ行って説得を試みてもゴジラアホなんで言う事聞かない。そんなときモスラがやってきて、キューンキューンと2匹を仲裁説得、とまあどっかで見たことあったね、です。「三大怪獣 地球最大の決戦」やったですかね。ザ・ピーナツの小美人が「モスラゴジララドンを説得しています」とご丁寧に解説下さってました。

 

とまあ、日本のそういったジャンル映画への思いが垣間見えるのはけっこうだと思いますがね、どうせならもうちょっとバカやったら良かったのに思うんです。

あと、モスラの足太すぎるのも違和感ありました。動物ちゃいまっせ蛾でっせ、なんや気持ち悪いっす。

 

『シン・ウルトラマン』な日常に介在する怪獣というプロローグはイカしてるし、グッスン歯痛いよーとかコロシアムでお寝んねとかどこまで振り切んねんなサバケ方も買う。だが肝心の敵役小物すぎて拍子抜け。『三大怪獣』を踏襲するモスラもええけど足太すぎ。(cinemascape)

 

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