男の痰壺

映画の感想中心です

2019-05-10から1日間の記事一覧

愛の渦

★★★★ 2014年3月15日(土) テアトル梅田1 一応は醒めた社交性が支配する場に於いて乱交ではない相対の交合いが秩序を保たれつつ繰り広げられる点に於いてマニュアルに支配された今を撃っている。宴のあとの冷めた朝の空気が良い。その中で唯一何かを穿とう…

わが命つきるとも

★★★★ 1981年10月6日(火) 毎日文化ホール 命を賭しても貫く信念…なぞと決して声高に叫ぶわけでもない。家族と平穏を愛した男の編年記。厚みある美術も素晴らしいが特筆は役者とカメラ。高価な衣装で泥濘に降り立つロバート・ショウの初出シーンはとりわけ印象…

ザ・フォーリナー 復讐者

★★★ 2019年5月5日(日) MOVIXあまがさき1 ジャッキーの新機軸みたいな言い方をどっかで見たが、それほど何がしかが変わったようにも見えない。 「老化」であるが、そもそも「ベスト・キッド」がエポックで、ジャッキーが脇に回ったってのが革命的であった…

家族の灯り

★★★★★ 2014年3月15日(日) シネリーブル梅田3 真面目なドライヤーやブレッソンを装いつつ舌を出すオリヴェイラ。凪の水面の湖底では悪意と洒落っ気が絶妙に混在する。老妻の偏狭を撃ち、善人ぶった老父の妄執を叩きのめす呵責の無さは怖いもの知らず。銅版…

犯された白衣

★★ 1981年10月17日(土) 新世界東宝敷島 内向し自己完結するテロリズムはオナニーに過ぎない。足立が投げたテーゼは若松と唐の商業主義的妥協に媒介され半端な形で現出してしまったのではなかろうか。画力はあるが俺にはマイナーすぎ。(cinemascape)

幸福なラザロ

★★★★★ 2019年5月6日(月) シネリーブル梅田2 アリーチェ・ロルヴァケルの前作の「夏をゆく人々」の感想を見返してみると、シネフィル的と書いてある。 エリセ、タヴィアーニ、アンゲロプロス、アントニオーニの名前を挙げてる。 で、今作だが、前段はオル…