男の痰壺

映画の感想中心です

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

★★★ 2001年1月20日(土) テアトル梅田2 女2人の愛憎劇なら未だしもだが、男2人が絡んできてのすったもんだに何ひとつ興趣を覚えないのが致命的。今となってのレトロ感が適度に笑えるし、小林のフレームワークも高度に的確だが、増村の語り口の性急なハイト…

狂った果実

★★ 1995年1月28日(土) ACT活動写真館 女をめぐっての兄弟喧嘩が生な感情を表出せず鬱屈するジメジメ感は、中平のキザな技巧のもとで湘南の陽光とこれ見よがしに対比される。慎太郎描く無軌道の耐えられない軽さ。キザの相乗効果は哀しいことに枠内で安住…

ジョシュア・ローガン Joshua Logan

生年:1908/10/05没年:1988/07/12 kenironkun.hatenablog.com

J・ブレイクソン J Blakeson

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

フローラン・エミリオ・シリ Florent Emilio Siri

生年:1965/03/02 kenironkun.hatenablog.com

愛のコリーダ

★★★ 2001年2月10日(土) シネリーブル梅田2 吉蔵の優しさってのが時代への厭世感から来る虚無に根ざしてるように見える。それに対して定は完全ニンフォマニアで吉蔵の心根に惹かれてるわけではなく只管にオチンチンが好きなだけ。心の底で噛合わない愛にはそ…

カウガール・ブルース

★★ 1995年1月21日(土) 三越劇場 何がどう間違ったのかわからないが全く面白くない。癖のある役者達が繰り広げる奇矯な人物群が、どれもこれも緩くてパターン化している。尚かつ演出もパワーダウンし、前2作にあった目を見はる鮮烈なイメージも枯渇。(cinema…

バトル・ロワイアル

★★★★ 2000年12月18日(月) 梅田東映 たけしが子供王様なリアル世界との差異を圧倒的上位から冷笑気味に裁断しつつ、生な中年の侘びを感じさせる辺りの新味と、ガキのサバイバルごっこに結構熱く燃える深作の野暮天な実直が直線でシンクロするのが「格」を感じ…

ジャン・ドラノワ Jean Delannoy

生年:1908/01/12 没年:2008/06/18 kenironkun.hatenablog.com

ドミニク・モル Dominik Moll

生年:1962/05/07 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

宇田鋼之介 Konosuke Uda

生年:1966// kenironkun.hatenablog.com

続・もう終わりだね 32年ぶりの円相場150円

日本の年間予算 100兆円 その内の社会保障費 35兆円 同 国債費 25兆円 日本の国債発行残高 1000兆円 この4つの数字の異常さは、考えれば考えるほど背筋が寒くなる。 普通、住宅ローンのような担保のあるものは別として、個人が無担保で借金する…

逃亡地帯

★★★★ 1995年3月5日(日) パラダイスシネマ 前半のテネシー・ウィリアムス的な停滞し鬱屈した南部の退廃描写が些か古くかったるいのだが、アメリカ映画固有ジャンルである群集心理ものをヘルマンがこれでもかと煽る暴動シークェンスの鮮やかさ。良識代表のブラ…

ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ

★★★ 2001年1月10日(水) 天六ユウラク座 複層的に奇矯な人物が入り乱れるアメリカ地方都市のドタバタはアルトマンやアレンを思わせるセンスを多少垣間見せはするが、主人公の自殺願望を説得性をもって描ききれず共感度ゼロなうえにフィニーの役が完全カラ回り…

愛の新世界

★★★ 1995年2月25日(土) 扇町ミュージアムスクエア 女性讃歌という概念自体が言わずもがなな時代にそれをやって耐え難い時代錯誤感に被われてしまったし、男達にも虚無が足りない。映画とアラーキーの写真との親和性も低い。それでも「今夜は踊ろう」で夜明け…

レオ・マッケリー Leo McCarey

生年:1898/10/03没年:1969/07/05 kenironkun.hatenablog.com

アラン・コルノー Alain Corneau

生年:1943/08/07没年:2010/08/30 kenironkun.hatenablog.com

マルーン・バグダディ Maroun Bagdadi

生年:1950/01/21 没年:1993/12/10 kenironkun.hatenablog.com

ラストタンゴ・イン・パリ

★★★★★ 2001年2月20日(火) 動物園前シネフェスタ2 欧州の停滞がもたらす退廃と異邦人としての孤絶がシンクロし男は落ちていく。内省的展開だがストラーロのクレーンワークと中距離レンズが相当にドラマチックで痺れる。ブランドの朽ち具合も良。終盤のタンゴ…

★★★ 1995年4月2日(日) シネマヴェリテ 古都京都の閉塞感を背景に隠微な世界を展開するコンセプトは宮川の完璧な撮影を得て成功しているが、どうしたってモロな描写が無しでは成立しようがない世界。結果、曰くあり気な訳解んない空疎が延々と続く。仲代と叶…

冒険王

★★★ 2001年1月10日(水) 天六ユウラク座 ストーリーや設定が『インディ・ジョーンズ』まんまなのはそんなもんだと諦めもつくが、ワイヤーや特殊効果に依存し過ぎなリンチェイのアクションは最早アホ臭いとしか思えない。冒頭の無意味に大がかりなハリボテは逸…

エドワード・ヤン Edward Yang

生年:1947/09/24没年:2007/06/29 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ディーン・パリソット Dean Parisot

生年:1952/07/06 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

グレゴール・ジョーダン Gregor Jordan

生年:1967// kenironkun.hatenablog.com

マイ・ブロークン・マリコ

★★★★★ 2022年10月11日(火) TOHOシネマズ梅田8 死んだ友への想いが物語を牽引するという点で、一昨年の「佐々木、イン、マイマイン」裏返し女性バージョンと言えるかもしれない。生きてるときは、時にムカついたりもしたけど、もう2度とそいつに会う…

ガルシアの首

★★★ 1995年4月2日(日) 第七藝術劇場 どん底の状況から抜け出そうともがき倒す男の意地も、どん底で寄り添う男と女の腐れ縁的な愛も乾いているから沁みてこない。しかも、何故だか土壇場の叛逆にもカタルシスがない。2人組の殺し屋の部分が突出して冴えまく…

スペース カウボーイ

★★★ 2001年1月17日(水) ホクテンザ2 頑張る爺ちゃん的コンセプトは相当に黴臭いが、イーストウッドは当然に自虐とは無縁で頑固&助兵衛路線を貫徹する。ただ、今回は良いとこをトミー・リーに全て譲った感があり泣かせる。VFXがドラマと親和しないのは『…

四十七人の刺客

★★ 1995年2月4日(土) 天六ユウラク座 ジャンル不問で原作を蹂躙をしてきた男が流されているだけの衰え。回復不能なまでに緩みきった市川節の老残。含蓄の計略士とは正反の高倉の無残も相俟りミスマッチ地獄の中でアクションも出し殻。唯一の救いは浮きを承知…

ロベルト・シュヴェンケ Robert Schwentke

生年:1968/02/15 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

田崎竜太 Ryuta Tasaki

生年:1964/04/19 kenironkun.hatenablog.com