男の痰壺

映画の感想中心です

ひらいて

★★★ 2021年11月3日(水) テアトル梅田1

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好きな男に告白したが振られる。どうも彼女がいるらしい。自分は可愛いし勉強も優秀で寄ってくる男もいる。イケてる私なのに何故?いったいどんな女なの?ってことで興味を持つ。まあ、ここまではわかる。

でも、地味でおとなしいその彼女に友だちとして接近して、レズビアンの関係を持つ。それで、してやったり…だろうか。ムカつく同性のパートナーを寝取ってしてやったりならわかるんですけど。

 

やはり、この設定なら計略の関係が本物の恋愛に変わる。女の子2人相思相愛になっちゃって男は用無しサヨナラの方が面白いと思うのだが。まあ、男の俺が思うのと根本的に拠って立つ場所がちがうんでしょうね。原作は綿矢りさ、監督の首藤凛曰く「この映画を撮るために生きてきました」さよか、お呼びじゃない、こりゃまた失礼しましたと逃げ出すのが関の山です。

 

映画は後半、唐突に男の家庭の問題が浮上して、微温な三角関係は大きさ揺さぶられる。主人公の山田杏奈も大きく崩れだす。少し身を乗り出したがカタストロフィ以前で収束してしまった。

 

主役の男がジャニーズだったみたいで、映画館は若い女の子たちで満員。おっさん1人は縮こまるしかない環境だが、まあ若い女の子たちに囲まれて嬉しい気も少し。なのによりによって隣の席に大柄のおっさんが来やがって、俺は激しく怨嗟の念を送りつけるのであった。

映画が終わって席を立ったとき隣の女の子グループからは「なんかーわかんない」の声が。俺はひとりごつ。

「せやな、お前らには10年早えーよ」