★★★ 2022年8月8日(月) 新世界国際劇場
「ゴーストバスターズ」の初作を公開時に見る気がおきなくて随分経ってから見たのだが案の定つまらなかた覚えがある。主演3人の演技にボケツッコミがなくてのんべんだらりとしてるのがかったるかった。
今回は孫世代の話であり、監督もアイバン・ライトマンから息子のジェイソン・ライトマンに代替わり。彼の「マイレージマイライフ」が悪くはなかったので少しは期待したのだが。まあ、これは!と思うような何かは皆無でありました。
世界の片田舎で少年少女が巨悪に立ち向かうってのは最近では「IT」ってのがあって、あれで十全に描かれたジャンルのクオリティの今回は半値くらいの出来。思春期の悶えるような悩みや、はち切れんばかりの喜びなど全然ありません。
ジェイソンの頭には親父の映画リスペクトしかないんでしょう。最後はやっぱ出てくるんかいの3人登場でゲンナリしました。
思春期の少年少女を主人公にしたのはいいのだが、彼らが米片田舎で異次元悪に立ち向かうという点で近作『IT』の半値八掛程度のコクしかない。初作との連関はほどほどにしてオリジナリティを追求してほしい。で、どうせ出るやろ思ったらやっぱりでゲンナリ。(cinemascape)