男の痰壺

映画の感想中心です

来るべき自壊、そして事後の世界

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先日「報道1930」を見ていて、なんかこういう展開って既視感あるよなと思ったのだが、翌朝になってそれがなんだったか思い当たった。映画「宇宙戦争」やん。

 

8月末に1日あたり25000人に達したコロナ感染者数がわずか1ヶ月たらずで5000人を下回ってきた。何度目かの緊急事態宣言も大して人流抑制に寄与したとも思えないのにだ。

国際医療福祉大教授の松本氏曰く「なんでかさっぱりわかりません」

若者の意識の変化とかワクチン接種の進展とか言ってみたって信憑性はないなか、東大先端科学技術研究センター名誉教授の児玉氏がウィルス自壊のシステムを説く。

難しくってようわかりませんが、要はコロナウィルスは変異を繰り返すうちに劣性に変異して勝手に滅ぶ、みたいです。

あの「宇宙戦争」のおっかない火星人どもが人類を殺戮しまくった挙句、ある朝起きてみたらみーんな勝手に死んでましたってのを連想する呆気なさ。

 

俺はテレビを見ながらぶつぶつと何か一人ごつのだった。「ふっふっふっ」不意に漏れ出でた密かな笑いはやがて哄笑へと変わる。「ガーハッハッハッ、見たか世間、思い知れ愚民ども」

そして噛みしめるあの言葉。

「何もせんことじゃ」を。

 

 

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