男の痰壺

映画の感想中心です

祭りの準備

★★★★★ 1977年8月12日(金)  毎日ホール
                      1980年8月16日(土)  毎日ホール
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中島の私小説ミニマム世界が実験心ある黒木のフィルターを通すことで神話的に拡張した。凡庸な主人公の周りのキャラクター達は追憶の中で濾過され永遠なる切なさに封印されるだろう。旅立ちと決別の希望と悔恨が鮮やかに呈示されたラストは永久不滅。(cinemascape)