男の痰壺

映画の感想中心です

ゲルニカ

★★ 2017年9月23日(土) プラネットスタジオプラス1
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単体としての作品「ゲルニカ」でなく、ピカソの他の作品も適宜使用してモンタージュしている。
それが、惨禍を描くに具象から抽象へと変転するのだが、表層的な感じがする。
もっと言うなら子供じみてる感じがする。
 
壁に機銃掃射で弾が撃ち込まれる映像に人物画がオーバーラップする。
これが、クドいほど続くのだが、これも子供じみた感じだ。
 
ゲルニカに対しピカソによって為された考察を上塗りするだけなのに、恰もオリジナルイシューであるかのような態度は如何なものか。方法論的に間違ってる気がする。具象から抽象への変遷が惨禍を表するというのも幼児的だ。機銃掃射のオーバーラップも又同じ。(cinemascape)