男の痰壺

映画の感想中心です

路傍の石

★★★★ 1979年2月4日(日)  SABホール
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自我の萌芽を辿る明晰な物語性が気持ち良いのは原作によるものとしても、ミクロ的視点に陥りがちな常套的少年成長物語とは一線を隔てた感があるのは、時代を包括的に捉えるマクロ的視点の介在だと思う。実に精緻に丁寧に描かれた名作。(cinemascape)