男の痰壺

映画の感想中心です

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

木と市長と文化会館 または七つの偶然

★★★ 2010年3月29日(月) 梅田ガーデンシネマ1 箱物振興を打破するメッセージは納得するもエコ帰結の理想主義に鼻白むという、根本的にロメール鑑賞姿勢から逸脱する過ちから逃れ得ない。フェイクドキュのかったるさを反転直撃する終盤の「奇跡」。ただ、そ…

白い野望

★ 1986年6月1日(日) 塚口ロマン 何よりも不動の『白い巨塔』が存在するのに何故にこれを企画したのか疑問であるし、草刈のキャラを始め全てがその出来の悪いコピーにしかなっていないのが悲しいまでに致命的。新薬を巡っての製薬会社と病院の癒着というアッ…

息もできない

★★★★ 2010年4月15日(木) シネマート心斎橋1 言い訳も依存もせずに、だが世界から決して逃げない視線を保持し続けてきた2人が、それでも苦しさに煩悶し、そのシンクロする生き様に唯一心を開き嗚咽する漢江のクライマックス。魂が震えた。ただ、以後が少…

宮藤官九郎 Kankuro Kudo

生年月日: 1970/07/19 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ジャック・ドゥミ Jacques Demy

生年: 1931/06/05没年: 1990/10/27 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ビバリウム

★★★★★ 2021年3月14日(日) 大阪ステーションシティシネマ11 不条理に絡め取られて逃げられなくなる。 こういう設定は「ミステリーゾーン」や「ウルトラQ」の昔からあるので、そんなに斬新なものではない。むしろ手垢のついた題材と言ってもいい。 しかし…

四月の魚 Poisson d'avril

★ 1986年6月15日(日) 友楽劇場 初期設定は『ねえ!キスしてよ』と同じで多分ワイルダーを意識してたんだろうが料理やファッションで誤魔化そうとする精神がさもしい。シチュエーション・コメディを手掛けるには100年早過ぎたマスかき連中の鼻紙。(cinemas…

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

★★★ 2010年4月10日(土) 新世界国際劇場 近世の歴史の彼方から立ち上がる横溝的謎解きのオーソドキシーをシネスコ画面の手堅さが補完する醍醐味。だが「レクター」的役回りのリスベットはキャラ立ちする割に真っ当でインパクト薄く2番煎じ感漂う。ラストの…

ピンク・フラミンゴ

★ 1986年9月7日(日) SABホール アナーキーであること自体に価値がある訳ではなく社会や体制や階級や思想や風化した固定観念や言語や法律や似非モラリズムや流行や懐旧や楽観や諸々の取り巻く何某かとの関連性に於いて語られるべきもの。だから、してやっ…

監督のいる風景 3選

こういう写真はずーっと見てても飽きません。

マーティン・スコセッシ Martin Scorsese

生年: 1942/11/17 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.ha…

レニー・アブラハムソン Lenny Abrahamson

生年: 1966/11/30 kenironkun.hatenablog.com

シャッター アイランド

★★★★★ 2010年4月20日(火) 梅田ブルク7シアター3 目新しくも無さそうな展開だが、手慣れてケレンが無いようでいて小技を効かせまくるスコセッシ演出の重厚と演者たちの含蓄の豊穣に魅せられる。そして、予想を裏切る展開から浮かび上がる真っ当な人々の想…

サンダーアーム 龍兄虎弟

★★★ 1986年9月28日(日) 友楽スカラ座 秘宝とか邪教とか手垢つきまくりの題材をジャッキー流にアレンジしたところで垢は落ちないのであって、柔な歌手アランとのコラボでは共闘戦線的妙味も欠如。何よりジャッキー演出が緩くて好きじゃない。(cinemascape)

誘拐ラプソディー

★★★ 2010年4月22日(木) 梅田ブルク7シアター5 ライトでコメディ風味な狙いなのだから言っても仕方ないが、設定が好みなだけにもうちょい何とかならんかと思ってしまう。菅田・榊・木下達が緩んだ哀川を好サポートする一方、侮れない高橋・船越の安定。役…

いとみち

★★★★★ 2021年3月14日(日) シネリーブル梅田3 メイド喫茶と津軽三味線。 ある意味で、うなぎと梅干し、スイカと唐揚げに匹敵する食い合わせの悪さのような気がして食指が動かない。 横浜聡子の新作でなければ、多分スルーしただろう。大阪アジアン映画祭で…

L.A.大捜査線 狼たちの街

★★★ 1986年11月2日(日) 友楽会館大劇場 やっちまったの連続が『フレンチ・コネクション』リフレインなのだが、主演俳優にハックマン程の狂気と愛嬌が無く捜査の行き過ぎに必然を付与できなかった。大がかりなチェイスが見せる程度。ミューラーの撮影もシステ…

バレンタインデー

★★★ 2010年4月24日(土) 新世界国際劇場 凡庸な主軸ストーリーを多くのサイドストーリーの小粋さでカバー。スクリーンの若かかりし自分の前で大見得を切るマクレーンも微笑ましいが、ジュリア・ロバーツとアン・ハサウェイの挿話が図抜ける。2世代女優の橋…

ホテル・ニューハンプシャー

★★★★ 1986年12月7日(日) 梅田ロキシー 異質であることの生き難さや死を始め災厄が降りかかるが成るようになるさという大局観が基底にあって、そこを信じられる限り奇矯さはあざとくない。リチャードソンの視線は怜悧だが好対を為す編年記『ガープ』と同様に…

瀬々敬久 Takahisa Zeze

生年:1960/05/24 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hat…

オタール・イオセリアーニ Otar Iosseliani

生年: 1934/02/02 kenironkun.hatenablog.com

絶対の愛

★★★★ 2010年4月24日(土) 天六ユウラク座 壊れゆく女という再三繰り返されたテーマではあるが、「顔」が「内実」を凌駕し人間の実存を形成するという醒めた視線が徹底されるところが明快だと思うし、それを描くに、オーソドックスな手法で押し切り揺るぎな…

銀河

★★ 1986年3月8日(土) SABホール 恐らく手法的自由度(逆説的にはいいかげん)に於いて『ブルジョワジー』や『自由の幻想』と同位であることに加えて、解読不能なエピソードが多すぎでついていけない。反カソリック=アヴァンギャルドと理解できぬ身には本…

月に囚われた男

★★★★ 2010年4月26日(月) 梅田ガーデンシネマ1 一見チャチい月面自走の資源採掘機の廃出する粉塵飛沫が良く見入れば半重力で舞う様の幽玄な詠嘆に魅せられる。『ブレードランナー』から伸延されたテーゼを『サイレント・ランニング』な侘びと『アウトラン…

ヴィットリオ・デ・シーカ Vittorio De Sica

生年: 1901/07/07没年: 1974/11/13 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

小泉徳宏 Norihiro Koizumi

生年: 1980/08/20 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ピーター・ボグダノヴィッチ Peter Bogdanovich

生年: 1939/07/30 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

サルヴァトーレ・サンペリ Salvatore Samperi

生年: 1943/05/26 没年: 2009/03/05 kenironkun.hatenablog.com

メル・ブルックスの 大脱走

★★★★ 1985年1月6日(日) 戎橋劇場 この脚本を忠実に映画にすれば面白いものが出来るに決まってるとも思うが、それなりに闊達な役者を揃え、ブルックスの泥臭さも程良いスパイスとなって快調そのもので気分がいい。ルビッチ版の品を求めるのは野暮だろう。(cin…

プレシャス

★★★★★ 2010年4月27日(火) TOHOシネマズ梅田5 負の十字架をこれでもかと背負わされても人は希望を見出そうとすべきで、さすれば必ず何かが変わるという確信。母親をも断罪し決して後戻りしないプレシャスは素晴らしい。役者は皆良くモニークもポーラも…