男の痰壺

映画の感想中心です

映画感想【め】

メイド・イン・ホンコン

★★★★ 2018年4月7日(土) シネリーブル梅田4 香港返還の1997年の製作であるが、そのことに何かを直截にメッセージしようという向きは見当たらない。 だが、そういう浮遊する状況に対する市民レベルでのモラトリアムな行き場の無さはあったようだ。 ただ…

女神の見えざる手

★★★ 2018年2月4日(日) 新世界国際劇場 ロビイストなる言葉を初めて聞いたのは東京オリンピックの招致のときだったと思う。 その後、中国や韓国がアメリカで反日議案を通すときにも聞いた。 要は票取り屋なのであるが、今の時代、どのような手練手管で潮流…

メッセージ

★★★★ 2017年5月21日(日) MOVIXあまがさき4 前作「ボーダーライン」もそうだったが物語構築の破綻を強固なシークェンスのアイデアで凌いでる感がある。 本来なら、中盤で中国軍の描写が内部に一切迫らずにいるのに、終盤でひっくり返すのは禁じ手に近…

牝猫たち

★★★★★ 2017年3月6日(月) シネリーブル梅田4 日活ロマンポルノでなく、今村や浦山が一線で頑張っていたころの映画のよう。 女に対する視線が冷やかそうに見えて、しぶとく探求的なのだ。 3人の女の3様な顛末という図式は陳腐ではあるが、内実が豊穣。 脳…