男の痰壺

映画の感想中心です

パピヨン

★★★★ 1974年3月23日(土)  OS劇場
                1975年4月20日(日)  伊丹グリーン劇場

娑婆と監獄を往還しつつどんどんと詫び寂びの境地に到達する構造が秀でているのだが、その為の導入の囚人護送の一大モブが効いてる。刷り込まれたマックィーン=脱獄定理が基底を固めるが最後のドガの万感を込めた表情もホフマン最良の演技のひとつ。(cinemascape)