男の痰壺

映画の感想中心です

2021-01-01から1年間の記事一覧

炎のメモリアル

★★★★ 2005年7月16日(土) ホクテンザ2 信念を持てる仕事と分かち合える仲間と愛する家族。50年代フォード映画のような揺るぎなき信念。それ以外のものは描こうともしない木訥な作りは『インクレディブル』同様の回帰願望を思わせる。世相はループする。そ…

コスタ=ガヴラス Costa-Gavras

生年:1933/02/12 kenironkun.hatenablog.com

オフィル・ラウル・グレイザー Ofir Raul Graizer

生年:1981/09/10 kenironkun.hatenablog.com

恋をしましょう

★★★ 1992年9月13日(日) シネマアルゴ梅田 アクターズスタジオ経由で洗練と疲弊を得たモンローからトリックスターとしてのオーラは消えた。だから脳天気とはお世辞にも言えないモンタンとの調和は逆説的にあるのだが何か地味。キューカーとの親和もチグハグで…

ヴェラ・ドレイク

★★★★ 2005年8月13日(土) テアトル梅田1 泣くのは何時も女…的メッセージ臭とマイク・リー的「片隅」臭がこれ以上濃厚になるならキツいなと思う前半に対して後半は男達4人の赦しと慈愛の物語へと転調する。巧みな作劇。時代色創出の為の仰角使用のフレーミン…

三月のライオン

★ 1992年9月13日(日) 扇町ミュージアムスクエア 行き着くところまで行く閉じた世界と言うならそれはそれで結構だが、理想化された奥村公延の爺さんが出てきた瞬間に物語は白日のもとに客体化され一気に醒めた。他者の青い夢想を延々と聞かされるのは苦痛であ…

ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper

生年:1975/01/05 kenironkun.hatenablog.com

イ・スンジュン Seungjun Yi

生年:1971// kenironkun.hatenablog.com

ワン・プラス・ワン

★★★★ 2021年12月6日(月) なんばパークスシネマ1 1967年の「ウィークエンド」撮影後、商業映画との決別を宣言したゴダールは、1979年の「勝手に逃げろ/人生」で商業映画復帰をするまでの12年間、ジガ・ヴェルトフ集団名義で訳のわからん政治的…

運命じゃない人

★★★★ 2005年9月15日(木) 梅田ガーデンシネマ2 時制をズラし反復させるエクリチュールは超絶にロジカルで巧緻と思うがとりわけ斬新とも思わない。小技の効いた演出(足には参った)もあるが、根底に流れる野郎同士の「友情」ってのが打算も虚飾もなくただ当…

ドアーズ

★★★★ 1992年9月19日(土) 毎日文化ホール ドアーズのことはよく知らんが、夭逝した天才を描くに臆面もなく何はともあれトラウマを持ち出して自己流解釈を加えようとする絶頂期のストーンの傲慢とも言える勢い。それが、映画をコラージュする変幻自在さに幻惑…

キングダム・オブ・ヘブン

★★★ 2005年8月15日(月) 新世界国際劇場 オーランド・ブルームに誰もが夢見て成し遂げ得ない恒久平和を達成できるカリスマが微塵も感じられないので萎えまくる。万座を圧するべきクライマックスのアジテーションは台詞読んでるだけ。スコット演出はときに細密…

加藤泰 Tai Kato

生年:1916/08/24 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hat…

エヴァ・ヴィラ Eva Vila

生年:1975// kenironkun.hatenablog.com

いつかギラギラする日

★★★ 1992年9月20日(日) 日劇会館 萩原健一が稼業人生の年季と哀感を醸し出しす前半は良いが陳腐なカーチェイスや世代ギャップある荻野目の回想をセンチに描いた後半でものの見事に失速。原田の殺し屋も付け足し感濃厚で活かされていない。(cinemascape) keni…

ホステージ

★★ 2005年8月15日(月) 新世界国際劇場 折角の多角的な複合事件を設定しながら錯綜するサスペンスの醸成が全く出来ていない。単視眼的な構成であり初源的カットバックさえもろくすぽ使い方を知らんようだ。何より泣き虫ガキが相手では本気汁を分泌さえできな…

男はつらいよ 望郷篇

★★★★ 1992年8月29日(土) サンポードアップルシアター 渡世人稼業の哀感を描く前段と、後半の東京でのルーティーン失恋譚が各々しっくり調和して完成度と言うならシリーズ中1・2を争うのであろうが、大きな破綻もなく完成され過ぎてる一方突出したものもな…

中島哲也 Tetsuya Nakashima

生年:1959/09/02 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ステファーノ・ヴァンツィーナ Stefano Vanzina

生年:1915/01/19没年:1988/03/12 kenironkun.hatenablog.com

パーフェクト・ケア

★★★ 2021年12月6日(月) なんばパークスシネマ8 金持ち老人を喰い物にする。ってのは、俺のような貧乏老人からすれば溜飲が下がる話。のはずだが不快感が先行する。 何だか、重心の置き方がハンパである。 この設定なら、老人たちを喰い物にされて当然のク…

シン・シティ

★★★★ 2005年10月15日(土) 梅田ブルク7シアター6 徹底してマッチョな騎士道精神を描くことで一貫しており、容赦のない絶対悪を設定してのサディスティック・バイオレンスに呵責が無いことも一貫している。漫画的幼児性も漫画なのだから納得させられロドリゲ…

バス停留所

★★★★ 1992年9月20日(日) シネマアルゴ梅田 アクターズスタジオを経たモンローの転換点。彼女の表情に窺える疲労感が狂騒的でステロタイプなハッピーエンドストーリーとミスマッチを起こし物語とは遊離した悲哀感を醸し出す。その瞬間が堪らなく愛おしい。(ci…

TAKESHIS'

★★ 2005年11月5日(土) 梅田ピカデリー3 下手で下世話な『ドッペルゲンガー』な『8 1/2』。しかも、無防備に自己陶酔した廉価な自己模倣で彩られて尚更救われない。登り詰め得た処から落ちることへの怯えは傍目に恥ずかしくとも真摯に直視すべきでスカした…

ジョー・ジョンストン Joe Johnston

生年:1950/05/13 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

モーシェ・ミズラヒ Moshe Mizrahi

生年:1930/09/05没年:2018/08/03 kenironkun.hatenablog.com

追想

★★★★ 1992年9月26日(土) 毎日文化ホール 嘘から出た真的なロマンティック大講談であり絢爛なハッタリ絵巻で、素材の秀逸は文句ない上に、バーグマン復帰が絶妙にアナスタシアとリンクする天恵な配役。これでダメなら余っ程だが水準スタッフが無難に乗り切る…

PTU

★★★ 2005年11月28日(月) トビタシネマ 黙々と他者の為に夜の街の静寂を彷徨するPTU隊員達というコンセプトは支持したいが情緒が過剰なのだ。で、結局本筋に絡まず終局で結合する構成も良いが余りに取って付けたかの如き乱戦をこれ又情緒ふんだんのスロー…

風たちの午後

★★ 1992年9月23日(水) スペースベンゲット 思い恋い焦がれるという情念が画面から沸き上がって来ずに、不思議ちゃん的少女性だけを執拗に抽出するのでうざいことこの上ない。それをモノクロームはともかくあからさまなハイキー画面で彩るのは見え透いている…

マーティン・リット Martin Ritt

生年:1914/03/02没年:1990/12/08 kenironkun.hatenablog.com

ダニエル・アルフレッドソン Daniel Alfredson

生年:1959/05/23 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com