男の痰壺

映画の感想中心です

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

スティーヴン・セガール Steven Seagal

生年:1952/04/10 kenironkun.hatenablog.com

クァク・チギュン Ji-Kyun Kwak

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

セブン

★★★★★ 1996年1月20日(土) 徳山国際シネマ 猟奇な刺激やアクションのキレも図抜けているが、曇り空に雨がしとつく特定されぬ都市の構築が付与する寓意性が、シリアルキラーを単なる事象から神話的な領域へ昇華させる。又、反転の白昼荒野で行きつく帰結はギリ…

バルタザールどこへ行く

★★★ 2000年1月15日(土) 扇町ミュージアムスクエア クロケの白黒撮影は完璧に美しいが児童映画にでもありそなロバの受難物語に人間界の無慈悲を対比させるなら今少しの劇的誇張もやむを得なかったのではなかろうか。無表情な目をして立ち尽くすバルタザールだ…

サブリナ

★★★ 1996年1月13日(土) テアトル徳山Ⅱ コク落ちする食材でも逸品のレシピで手練れが撮ればそれなりのものにはなる。とは言えオードリーやボギーと比較されては誰だって可哀想。その絶対の元ネタゆえに許される。これはこれで安心して見てられるという意味で…

トッド・ブラウニング Tod Browning

生年:1880/07/12没年:1962/10/06 kenironkun.hatenablog.com

アーロン・ニー Aaron Nee

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

マルコ・ブランビヤ Marco Brambilla

生年:1960/09/25 kenironkun.hatenablog.com

どこまでもいこう

★★★ 2000年1月29日(土) 扇町ミュージアムスクエア 少年時代は大抵の事に落とし前をつけられないままに、どんどん時間が過ぎていってしまうもので、リアルと言えばそうなのかも知れぬが、たとえ虚構だと言われるにせよ映画は矢張り落とし前をつけて欲しい。唐…

MEMORIES

★★★ 1996年1月21日(日) テアトル徳山Ⅰ 「大砲の街」は銅版画めいたタッチとワンカットテイクに明確な意志と力量を感じるが短篇的な設定だけで転がすべき物語が欠如。「最臭兵器」は破壊表現が凡庸でカタルシスに至らない。「彼女の想い出」が宇宙怪談めいた…

プリズナー・オブ・ラブ

★★ 2000年1月15日(土) 天六ユウラク座 主人公が余りに受け身で場当たり的な為に物語が生半可にしか転がらずもどかしい。監禁・飼育といった扇情的題材ながらナオミ・キャンベルへの遠慮からか、そっち方面の期待も充たされず、となれば残るは映画スターとし…

原一男 Kazuo Hara

生年:1945/06/08 kenironkun.hatenablog.com

チャン・ヤン Yang Zhang

生年:1967/03/28 kenironkun.hatenablog.com

ティボー・タカクス Tibor Takacs

生年:1954/09/11 kenironkun.hatenablog.com

宮松と山下

★★★★ 12月5日(月) シネリーブル梅田4 監督集団「5月」とかいう3人の人たちによる長篇デビュー作品らしいが、その彼らが謳っているのが、まず手法ありきなんだそうで、こらはなかなか勇気のある発言だと思う。 撮った映画について聞くとき、テーマは何か…

太陽に灼かれて

★★★★★ 1996年1月27日(土) 徳山市市民館小ホール ミハルコフが親和するチェーホフ的世界に切り込まれるタルコフスキー的前衛は故国近代史への錯綜する想いを表出し、ソビエト映画史を概観するような感銘。ズーム使いは後期フェリーニ・ブニュエルを想起させる…

エドウィン・S・ポーター Edwin S. Porter

生年:1870/04/21 没年:1941/04/30 kenironkun.hatenablog.com

DEAD OR ALIVE 犯罪者

★★★ 2000年1月29日(土) ホクテンザ1 対決構図が描きこまれておらず2大スター競演の意味が無いし物語が収斂するラストの反則技もとってつけた感が拭えない。単なる自棄糞の公開オナニーだ。寧ろ既存セオリーを破壊したのは冒頭の短縮戦術で遣りたい放題。勢…

ジェネレーションズ STAR TREK

★★★ 1996年1月13日(土) テアトル徳山Ⅱ 興味のない伝統芸能の復活興行みたいなもんで、新旧の主役揃い踏みったって、内実を伴わない気障管理職の成れの果てと出所来歴の知れない胡散臭い禿親爺では一見者にはオーラゼロでキツい。話もええかげんとは思うがそ…

渋谷実 Minoru Shibuya

生年:1907/01/02 没年:1980/12/20 kenironkun.hatenablog.com

デヴィッド・マーキン David Mirkin

生年:1995/10/14 kenironkun.hatenablog.com

シェルドン・レティック Sheldon Lettich

生年:1951/01/14 kenironkun.hatenablog.com

雨あがる

★★★★ 2000年2月4日(金) ワーナーマイカルシネマズ東岸和田6 如何にもな黒澤的教条臭が鼻につく一方、主演2人の醸し出す夫婦の間に流れる空気の裏も表もなく互いを思い遣る気持ちの清々しさに心深く打たれる。ただ、小泉演出には1級の贋作を見たかのような…

トイ・ストーリー

★★★★★ 1996年3月23日(土) テアトル徳山Ⅰ 初めてのトーキーや初めてのカラーや初めてのシネラマ等に遭遇した人々の衝撃を夢想した。度肝を抜かれる解像度と抜けの良さ。そして、信頼や団結やチャレンジし続け諦めないという古き良きアメリカ映画の伝統は最早…

シュリ

★★★ 2000年2月5日(土) テアトル梅田2 ユンジンの刹那とミンシクの非情は自由への憧憬を孕みつつ、可逆的に韓国の北への想いを露呈させる。その辺は胸を打つが、コマーシャルな戦略がダサ過ぎ。『踊る大捜査線』あたりと卑近な空疎感。どこかで見たような設…

梶間俊一 Shunichi Kajima

生年:19544/01/02 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ダニー・ヒューストン Danny Huston

生年:1962/05/14 kenironkun.hatenablog.com

Shall we ダンス?

★★★ 1996年1月28日(日) テアトル徳山Ⅲ 本木主演の連作では異文化ギャップの単線構造で済んでも、役所・草刈の大人世界では男と女の領域に踏み込まずには済む筈もない。何も無いことで却って妻が不憫に見える逆説への無自覚。自己完結した世界に安住しマンネ…

リング0 バースデイ

★★★ 2000年2月5日(土) 梅田劇場 底知れぬ悪意の権化で何十年かに1度のジャパニーズホラー稀代のキャラ「貞子」の起源を安易な恋愛悲劇で絵解きされては困る。手堅い演出には好感を覚えるが、根っこでマーケットの希求と完全乖離してる。理に落ちる共感は真…

暴走特急

★★★ 1996年2月11日(日) テアトル徳山Ⅰ 立った敵キャラもおらず謀略のアイデアも亜流だが、それでも山岳地帯を疾走する列車を舞台にしただけで映画とはかくも面白くなる。疾走感と景観のロマンティシズム。大味且つサービス精神てんこ盛りで恥ずかしげもなく…