男の痰壺

映画の感想中心です

セブン

★★★★★ 1996年1月20日(土) 徳山国際シネマ

猟奇な刺激やアクションのキレも図抜けているが、曇り空に雨がしとつく特定されぬ都市の構築が付与する寓意性が、シリアルキラーを単なる事象から神話的な領域へ昇華させる。又、反転の白昼荒野で行きつく帰結はギリシャ悲劇の現代での高度な復古にも思える。(cinemascape)

 

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