男の痰壺

映画の感想中心です

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

倉田準二 Junji Kurata

生年:1930/01/18 没年:2002/01/21 kenironkun.hatenablog.com

バートン・フィンク

★★★★★ 1992年3月26日(木) テアトル梅田1 陰鬱な東部での健全と陽光のカリフォルニアでの退廃。更にその陽光の裏でミニマムに濃縮された安ホテルでの時間は永遠にたゆたう無限地獄への誘いか。2重3重の逆説の螺旋構造の果てに到達した楽園は幻影に過ぎない…

黒の怨

★★★ 2004年2月5日(木) 天六ユウラク座 冒頭の少年時代の挿話は演出的にも冴えている。計算されたカットの積み重ねは見ていて気持ち良い。しかし、こうも直線的な筋運びではプロットこそが生命線だと思うのに、余りにひねり無く街が壊滅させられるにしては端…

プロスペローの本

★ 1992年3月20日(金) 三越劇場 大体「テンペスト」を知らないので話が呑み込めず、戸惑うようなギールグッドに背負って立つ魅力も感じず、期待のハイビジョンの他人の不条理夢を見るが如き裸男女の異様な乱舞のセンスには降参するしかなかった。(cinemascape)…

根岸吉太郎 Kichitaro Negishi

生年:1950/08/24 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

マイク・ホッジス Mike Hodges

生年:1932/07/29 kenironkun.hatenablog.com

瑠東東一郎 Toicjiro Ruto

生年:1979/03/20 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

欲望のあいまいな対象

★★★★ 2022年2月7日(月) テアトル梅田2 まったくお恥ずかしい話ですが、見終わってネットで幾つかの解説読むまで女性が2人1役ってことに気がつきませんでした。いったい俺は何見てるんでしょうか。 まあ、それだけフェルナンド・レイのオタオタ演技に気…

イン・アメリカ 三つの小さな願いごと

★★★★ 2004年2月6日(金) OS劇場CAP 海底トンネルを抜けて辿り着いた新天地も心を癒すことは無い。トラウマからの脱却には自覚が必要ではあるがそれを促す者がいてくれれば尚心強いだろう。娘がその役を小さな奇跡の手を借りて担う。学芸会での「デスペラ…

私がウォシャウスキー

★★ 1992年3月29日(日) トビタシネマ ハードボイルドは綺麗事ではダメなのであって、男なら完膚無きまでに叩きのめされ尚且つ勝ち取る勝利を女ならどうするか…ってのが呈示されてない。所詮、性としての「女」を使わないキャラなんて飯事世界の戯れ言だ。ター…

昼下りの情事 古都曼陀羅

★★★ 2004年1月22日(木) 東梅田日活劇場 主人公が現状から逃れたいのか諦念から受容しているのかが今いち伝わらない上に、悪も被虐も中途半端でダラけるなか小沼的耽美ギミックのみを中途半端に挿入されてもシラけるだけだ。京都の風情や情緒も鋭利に切り取ら…

実相寺昭雄 Akio Jissouji

生年:1937/03/29没年:2006/11/29 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

デクスター・フレッチャー Dexter Fletcher

生年:1966/01/31 kenironkun.hatenablog.com

マッチ工場の少女

★★★★★ 1992年4月21日(火) シネマヴェリテ 予想を超えた不幸の連鎖に対するに、生態観察するが如き視線の冷淡だが、そこはかとない微妙なユーモアが感じられる。そこがブレッソン的冷徹と差異化する。日常的地獄を越境して達する更なる次元。そのことを描くこ…

ニューオーリンズ・トライアル

★★★ 2004年2月10日(火) ナビオTOHOプレックス7 最初と最後の銃社会へのカウンターメッセージが本篇たるドラマに些少な関与しかしないので、どうにも軽々しい。トイレでのハックマンVSホフマンが圧倒的な演技濃度で見せ場なのだが構造の本流からずれて…

青べか物語

★★★ 1992年3月22日(日) 日劇シネマ 川島が今村の師匠であったことを考えれば決して不似合いな世界とも思えないし、ごちゃごちゃした世界を捌く手際は認めるが、何分淡泊に過ぎるし、大体森繁がミスキャストと思う。語り部に徹するには俗世の垢にまみれ過ぎて…

マーク・ライデル Mark Rydell

生年:1934/03/23 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ロヘナ・ゲラ Rohena Gera

生年:1973/02/12 kenironkun.hatenablog.com

澤田幸弘 Yukihiro Sawada

生年:1933/01/015 kenironkun.hatenablog.com

鏡の女たち

★★★★ 2004年3月6日(土) リサイタルホール 途方もない喪失感や内向する静かな苦渋を描いて60年代のレネやアントニオーニ作品を想起させるし意識もしてると思う。細密に割られた編集技巧は粋を極め映画のダイナミズムとは視点の縦横な切り替えにこそあること…

柔らかい殻

★★ 1992年3月28日(土) シネマヴェリテ アメリカの片田舎の黄金色の麦畑と猟奇的な子供殺しや、あくまで明晰な陽光と悪魔儀式めいた室内描写等、解像度の良すぎるフィルムの中の2項対立が全く心に沁みて来ず、これ見よがしにしか思えないのは、アイデア先行…

ゼブラーマン

★★★★ 2004年2月17日(火) 梅田ブルク7シアター7 特撮ヒーローへの偏愛があるとも思えぬ宮藤&三池による遣り放題の防衛庁描写はやる気ゼロの渡部と絶妙にリンクして最高の諧謔を産み出したが、所詮立てねばならぬ男がいる為本気路線に舵を取ったものの本気…

村上龍 Ryu Murakami

生年:1952/02/19 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

リチャード・ムーア Richard Moore

生年:1925/10/04 没年:2009/08/16 kenironkun.hatenablog.com

河崎義祐 Yoshisuke Kawasaki

生年:1936/05/20 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

白い恐怖

★★ 1992年3月30日(月) シネマアルゴ梅田 演出ではなく絵画的絵づらで、又得意のいいかげんなマクガフィンで流すでなく心理学的言説に解を求めたところで本人もしんどくなったのだろう。『レベッカ』や『断崖』系譜の主人公の疑心暗鬼描写も今いち。何よりカ…

コンフィデンス

★★★ 2004年2月20日(金) 三番街シネマ2 悪くはないがコンゲームの片翼を成すキャラの魅力に欠ける。ホフマンの小物感は技を効かせても本質的な怖さの深淵に繋がらず、バーンズの華のなさも腹芸のないのっぺり感で面白みがない。脇で芳香を放つ顔ぶれが好サポ…

ペンデュラム 悪魔のふりこ

★★ 1992年3月29日(日) トビタシネマ 完全無欠にB級映画な精神なのに中途半端に正統的美術とかがまともで演技もセーブしたりするもんだから戸惑う。もう少しはったりを効かせて欲しかった。制約下でまともに勝負しようとして塩垂れた押し花みたいな出来。肝…

エドマンド・グールディング Edmund Goulding

生年:1891/03/20没年:1959/12/24 kenironkun.hatenablog.com

松林宗恵 Syue Matsubayashi

生年:1920/07/07 没年:2009/08/15 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com