三島由紀夫と便 |
※注 又も便に関する話だから、食事中の方は読まないで下さい。 前にも書いたとおり便通がいい俺なのだが、ごくたまにそうでもないときもある。 どうにも、出が悪く、顔を真っ赤にしてうんうん言っても完全に出切った感がない。 半端を好まない俺だが、かといって何時までも便座に座ってるわけにもいかず、やむを得ず一念発起しペーパーで拭き取り作業にかかるのであるが、所詮は出切ったわけではないので、肛門近くの直腸あたりに残留物質の先端でもあるのか、拭いても拭いてもペーパーにはウン筋が付着し、2~3回が5~6回に、やがて10回を超えるころには、切れた肛門から噴出した血液までもがペーパーに付着しだす。 で、その頃である。 降って湧いた天啓の如くに、俄かに直腸が蠕動運動を開始し、一気に残留 物質がニョロニョロと放出されるのだ。 そして、膨大なペーパーを費やし、出血にまで至った作業を最初からやり直さねばならなくなる。 そういうとき、俺は10数年前の或る場面を思い出す。 俺の子供が赤ちゃんだったころ。 育児作業を好まない俺だったが、それでも多少は好きだった作業が2つあった。 1つは、ミルクを飲ませた子供にゲップをさせる作業で、担ぎ上げた子供の背中をさすったり軽くたたいたりしてると、「ゲプッ」とゲップをするのだが、実に目的達成感を得られる作業だった。 で、もう1つが、ウンチがしぶってぐずってる子供のオムツを脱がせて、オリーブオイルを含ませた綿棒で肛門付近をさすって刺激を与える作業なのだが、そうすることで、実に面白いくらいに便がニョロニョロ出てくるのである。明確な目的意識を伴った行為が達成される充実感があった。 そして、現在。 俺は愕然とする。 綿棒とトイレットペーパーの違いはあれ肛門括約筋を刺激されて便を出す俺は…。 幼児帰りというワードが俺の脳裏に浮かんだ。 人は歳経るにつれ子供から赤ちゃんに戻るそうな。 そんな気持ち悪いこと、俺は断じて拒否します。 ああ、オムツするくらいなら、三島由紀夫のように自ら我が命、立派に絶ってみせましょうぞ。 ガーハッハッハ! プリッ… プリプリッ… ブリブリ… さようなら。 |
2012年6月16日 (土)
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