2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
★★★ 1991年4月14日(日) 高槻セントラル 名演と言われるが北林も緒形も想定内の範疇を出ていなく刺激度ゼロ。喜八の演出は劇画的構図のデフォルメが連鎖するカット割のリズムが生命線なのに、緩んだ手持ちカメラのお手軽はマイナス要因でしかない。往年の輝き…
★★★ 2007年5月12日(土) 梅田ブルク7シアター6 増やした敵の混合戦を綺麗に収束したと言え、負の触媒に冒されても髪垂らして町中で踊るくらいが関の山野郎では物語のエモーションが生じるわけもない。相変わらずの有り得ないグルグルカメラの動きのCG度…
生年:1971/02/26 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
生年:1937/03/22 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
★★★ 2021年10月5日(火) テアトル梅田1 作劇的に生煮えな感じがする。 主人公の周りで起こる2つの事件があって、1つは仕事として相対する第3者として、1つは身内が絡んだ当事者として関わるわけですが、まあ、火の粉が降りかからないときはご立派なこと…
★★★ 1991年4月28日(日) トビタ東映 アナーキーなコンセプトは最高に良いのだが、寄せ集めの役者を散りばめた今村的混沌世界を理に勝った大島イズムが上滑りしていく。迎合し切れないそのギャップが面白いと言えば面白いが、やっぱ退屈でもあるし鬱陶しい。(c…
★★★★★ 2007年5月12日(土) 新世界国際劇場 爺さんのロードムービーと来ればリンチのそれを想起するが、ドナルドソン演出は物語にあくまで準拠しギミックを廃して自然体。出てくる人は孤独でも何ものにも依存せず後ろ向きな姿勢とは皆無縁。ここには紛れもな…
★★★ 1991年5月4日(土) 天六ユウラク座 それ程上昇志向があるとも思えぬ書き込みのキャラをキンスキーが髪を振り乱して自己陶酔しつつ自走し演じたとしても勝手にどうぞとしか思えない。狂気を産み出す閉塞的な密林は、ここでは開放的な沿岸王国に取って代わ…
生年:1903/03/28没年:1966/06/23 kenironkun.hatenablog.com
生年:1967/06/26 kenironkun.hatenablog.com
★★★★ 2007年5月19日(土) ナビオTOHOプレックス3 日本とモロッコの挿話が数枚の写真でしかリンクしない等、構成の強度は脆いし新味も乏しい。しかし、一見今更の喪失や鎮魂の中から最終的に抽出されるのは子供に対する大人達の思いと次世代への希望に…
★★★ 1991年4月21日(日) シネマアルゴ梅田 漫画だから成立するストーキングに近似な行為を延々と繰り返すキャラクターの支離滅裂は生身の人間が演ずるが為に程良い案配に収められ少し出来の良い青春映画以上のものではなくなった感じがするが、高岡早紀のおっ…
★★★ 2007年5月12日(土) 新世界国際劇場 5人の男達の葛藤の関係が琴線に触れることもなく哀しいまでに謎解きの1点にのみ収束せざるを得ない展開に表層的な芸の無さを感じた。そして、その謎解きも深淵でもなんでもない結果で安心だぜ!ってなもんでフラシ…
生年:1955/11/15 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
生年:1955/11/15 kenironkun.hatenablog.com
★★★ 2021年10月5日(火) 梅田ブルク7シアター2 そういうことするなら、そうなるに相応しい敵との死闘なり鬩ぎ合いなり今までの総括なりをケレンたっぷりに揉みしだいて納得させてくれっつうの。 って言うほど007に思い入れがあるわけじやないんですけ…
★★★★★ 1991年5月8日(水) 北野劇場 新世代を担うガルシアの弱さとバチカンを相手に設定し無力感が横溢する点を割り引いても、キートンやシャイア始め出演者達各様の風月を思わせる歳のとり方が14年の歳月の重みをドキュメンタルに表出する。そしてオペラの…
★★★ 2007年5月19日(土) 天六ユウラク座 液状化する湾岸埋立地帯という如何にもながらそそるキーワードの選択に惹かれたし、前半は視覚的にも黒沢的不均衡を漲らせて相当良い。しかし、謎は解かない方がいいね。馬脚が現れるから。そして『回路』な終末イメ…
★★★ 1991年4月28日(日) トビタ東映 前3作を観ないでこれだけ観ても訳解るわけもなく、武蔵の懊悩や葛藤らしきものは俺の心を上滑りしていく。吐夢らしい豪快な造形美の片鱗を探し続けて観ていたが、それはラストの一乗寺下り松のモノクロの乱闘シーンまでつ…
生年:1909/09/07没年:2003/09/28 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
生年:1981/07/24 kenironkun.hatenablog.com
★★★★★ 2007年6月8日(金) 梅田ピカデリー4 鈍重な一本調子でさして笑えないが一途にコンセプトを貫き明晰でクリアであるとも思う。CGと自主映画なハンドメイド美術の折衷バランス。ためた上での板尾とのコラボは完璧。上辺の反米イズムは真意だろうが躊…
★★★★ 1991年5月3日(金) シネマヴェリテ梅田 精緻な背景設定をするほど無名性に接近する公房原作に仲代では違うと思うが、抑圧の中で滲み出るヴァンプ京マチ子のエロティシズムには参る。変身願望を通して燻り出された匿名社会の本質は生硬とも思うがアンビバ…
★★ 2007年6月9日(土) 日劇会館 題材は悪くないが、二重構造にした意味が殆ど無いので冗長な展開にイライラさせられる。植木も宍戸も自己模倣の斜陽感が漂い見てていたたまれない。最悪なのは安易な自己再生。松竹イズムと気障なニューシネマ映像は負の相乗…
生年:1970/06/26 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
生年:1937/11/01 kenironkun.hatenablog.com
★★★★ 2021年10月2日(土) シネリーブル梅田3 ボスニア紛争は映画でも再三題材とされてるみたいで、いくつか見てはいるんだろうけど、紛争自体のこと真剣に考えたこともなかった。なんか、東欧でいざこざがあったんやな程度です。俺に限らず日本人の世界認…
★★★ 1991年5月11日(土) 毎日文化ホール 少年時代ものというジャンル訴求力に侯孝賢の作家性が未だ拮抗していない感じだ。編年体の叙事性は後の『非情城市』で、叙情性は『恋恋風塵』で透徹した深みに至る。郷愁は堪らなく切ない。ただし思いの丈が過ぎて年代…
★★★★ 2007年6月9日(土) トビタシネマ 力作ではあるが、ベッケルやメルヴィルにではなくジョン・ウーにリスペクトは向けられている。綿々たる情感の垂れ流しは嘗てのフィルム・ノワールの栄光に対する汚辱でななかろうか。フランス人じゃないからどうでもい…
★★★ 1991年5月19日(日) 日劇シネマ 一途な純情キャラというのが、この頃の三船ではもうこそばゆい。岡本一家総出の脇芸の競い合いが楽しく、何とかそれを補完しているが、終盤では、凡庸な展開が全てを飲み込み、何もかもが哀しいまでにしぼんでしまった。(c…