男の痰壺

映画の感想中心です

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク Florian Henckel von Donnersmarck

生年:1973/05/02 kenironkun.hatenablog.com

ダニエル・リー Daniel Lee

生年:1960/04/27 kenironkun.hatenablog.com

冬薔薇

★★★★★ 2022年6月9日(木) 大阪ステーションシティシネマ10 健太郎ありきの企画だったようだが、オリジナル脚本でこのキャラを彼に当てた阪本のド本気と受けた方の覚悟が窺える。紛う事なきクソ野郎を描いた映画です。 ただ、健太郎は自意識過剰のクソ男と…

ザ・デッド 〈ダブリン市民〉より

★★★★ 1994年10月29日(土) みなみ会館 雪降りしきる屋外と対照される屋内の料理と人いきれの暖かさに目頭が熱くなる慎ましやかな一夜のアイルランド小話。そういう世界では起動した悔恨や嫉妬さえも悠久の時間軸に包まれてゆく。善意と謝意と幾ばくかの諦念で…

ハートブレイカー

★★★ 2002年6月14日(金) 天六ユウラク座 全く良いとこなしのアホに徹するハックマン&リオッタ。意外にイケてるかもなウィーバーの年増色気&稀代の天然白痴美ヒューイット。エッジの欠片もない映画なのだが曲者役者が繰り広げる無駄に能天気なコラボが切なく…

プーサン

★★★ 1994年10月9日(日) 高槻セントラル アクの強い周辺人物達と本来コントラストを形成すべきな流されっぱなしでうだつのあがらない主人公が伊藤雄之助である為に息苦しいまでに重い。清々しさの一片も無い物語は画期的とは思うが余りにゴチャゴチャしており…

山本政志 Masashi Yamamoto

生年:1956/01/24 kenironkun.hatenablog.com

フレッド・カヴァイエ Fred Cavaye

生年:1967/12/14 kenironkun.hatenablog.com

テディ・チャン Teddy Chan

生年:1958/04/26 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

愛の世紀

★★★ 2002年6月20日(木) OS劇場CAP 映画製作話に独善的モチーフを散りばめた閉じた世界は食傷するが、一方で困ったことに、この映画はとてつもない美しさなのだ。しかも終末観とでも言うような哀しみに覆われている。ドカエやヴィエルニの最高作に並ぶモ…

ゆきゆきて、神軍

★★★ 1994年11月5日(土) みなみ会館 この映画は奥崎の滅茶苦茶さを傍観しているだけであり、一緒になって騒ぎ立てるか、とことん否定して映画そのものを崩壊せしめるかどっちかに依るべきだった。とんでもないおっさんに良く付き合って御苦労さんだけではつま…

とらばいゆ

★★★★ 2002年6月18日(火) テアトル梅田2 女房がわがまま言って怒る、泣く…そして喜ぶ。女流棋士という特異な設定だが極めて現代的で普遍的な身にチクチク沁みる夫婦像。あざとさを感じないという意味では最近稀にみる脚本と演出だった。しかし、何故塚本亭主…

内山拓也 Takuya Uchiyama

生年:1992/05/30 kenironkun.hatenablog.com

マーク・ロマネク Mark Romanek

生年:1959/09/18 kenironkun.hatenablog.com

バイ・シュエ Xue Bai

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

忠臣蔵外伝 四谷怪談

★★★★ 1994年11月27日(日) 池田映劇 『忠臣蔵』にせよ『四谷怪談』にせよ大概にして欲しいという何の新鮮味もない題材を合体させると言う臆面の無さが素晴らしいと言えば素晴らしい。深作にしか出来ぬ芸当。そのいったらんかいの混沌から佐藤浩市の何とも言え…

ファイナル・レジェンド 呪われたソロモン

★★ 2002年6月14日(金)~15日(土) 天六ユウラク座 体技の出来るスターのアクションなのにコマ切れ編集されると台無しになる。監督としては自分の力量を誇示したいところなのだろうが、グッと我慢の子で見せきる度量がないならやめた方がいい。(cinemascape) k…

夜の河

★★★★ 1994年11月6日(日) ACT活動写真館 この毅然と自立した価値観に立脚した女性の往き方というのは若干今更でもあるが、ハイクオリティの宮川映像と山本富士子の熱い情とクールネスの混在と古都の染物屋という閉鎖社会の雰囲気描写の3者の結合には惹か…

ダンカン・ジョーンズ Duncan Jones

生年:1971/05/30 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

りんたろう Tarou Rin

生年:1941/01/22 kenironkun.hatenablog.com

ビリケン

★★★★★ 2002年6月26日(水) ホクテンザ1 収束しないものを体裁だけで辻褄を合わせる適当さが穴かも知れぬが、この新世界ワールドが好きなんだからしょうがないとしか言えない。脇のキャスティングが抜群で特に岸部に感嘆。浜村淳は『ガキ帝国』の上岡龍太郎を…

ミスター・ノース 風をはこんだ男

★★ 1994年10月29日(土) みなみ会館 死期に差し掛かった老監督の夢見た古き良きアメリカ。ヒューストンはフランク・キャプラをやりたかったのだろうか。だが、引き継いだ息子ダニーの演出は確信的な錯誤をゴリ押しするパワーに欠けるので、甘ったるいだけのふ…

気違い部落

★★★ 2002年6月22日(土) テアトル梅田2 脇キャラは立ってるが中心軸の伊藤のキャラが煮え切らず弱い。従って彼が一層中心で展開する後半はありきたりで退屈。もっと壊滅的な展開を期したが無理なのであった。登場人物は多彩だが山形が安定感抜群。淡島は何し…

ハラルド・ズワルト Harald Zwart

生年:1965/07/01 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

土井裕泰 Nobuhiro Doi

生年:1964/04/11 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

未知への飛行

★★★★ 2022年5月29日(日) プラネットプラスワン 1964年制作で同年の「博士の異常な愛情」と扱うテーマで競合・紛糾したらしい。今回初見だが、確かに構成やキャラも相当にかぶっていると思いました。基地や作戦室や爆撃機のコックピットといった限定さ…

集団左遷

★★★ 1994年11月27日(日) 池田映劇 リストラが瀑布のように加速化したバブル崩壊初期に娯楽映画としての小気味良い虚構と現実の深刻なリアリズムは到底相容れるものではないのだがギリの線で一応の折り合いをつけた。ダメ社員といってもそこはそれ映画なので…

JSA

★★★ 2002年6月30日(日) トビタシネマ 南北国境の紛争事件を調査するのが北の将校を父に持つスイス国籍の女性将校という魅力的な設定が活かされず、浮かび上がるのは結局いつもながらの友情と信義の物語のみ。情に流されず描写に抑制が効いてるだけに惜しいと…

119

★★ 1994年11月20日(日) 梅田東映パラス 閉塞的日常を描くに何も起こらないという設定は在り来たり。それを高度に突き詰めていけば何かに到達するのかも知れないがそこまでの覚悟も無い。設定からしてあざとさが匂い立つ微温ワールドの独善は思い上がりと紙一…

クレイグ・ゾベル Craig Zobel

生年:/// kenironkun.hatenablog.com