男の痰壺

映画の感想中心です

おもひでのしずく (2006年2月20日 (月))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。

 

グレイゾーン

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喫煙の有害性をクローズアップすることのみに世論が傾き始めている。
課税金を増強しての270円→500円説などが実しやかに流布している。
俺は、こういうワンサイドに流されていく世論には非常にキナ臭いものを感じるし、危険とさえ思う。
セクハラ訴訟で被疑者を注意しなかった職場の上司までもが損害賠償請求される。
…新聞でこういう記事を読んだ。
アメリカの在りようがが何も絶対でもなかろうに、日本も訴訟社会への道を突き進むのだろうか。
相反する意見があって当然だが、グレイゾーンというものも間違いなくある。
一方が一方を完全に封殺しようという姿勢は一種のファッショだ。
非喫煙者や職場の女性は嘗ては被害者だったろうが、容易に加害者に転じ得る。
で、今そういうグレイゾーンを認めない原理主義的ストリームの中に時代はある…ように思える。
先日の幼稚園児殺害事件も、根のところでは、そういう風潮と無関係と思えない。
今年2本目の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を見たあと思った。