男の痰壺

映画の感想中心です

憂愁のレトロスペクティヴ大流行り

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映画館で最近こんなんばっかやっていて、個人的にはありがたいなーと思う一方で、こんなことでは産業としての映画は確実に終りつつあるんやなーと一抹の寂しさを覚えるのです。

 

もはや映画館なんて年寄りの慰みものでしかなくなったってことで、平日の単館系の劇場なんて暇と金を持て余した年寄りばっかり。そういう方々の若い頃の郷愁とスノビズムにこれらレトロスペクティヴ企画は訴求する。社会保険の負担に喘ぐ若年層を尻目に享楽を貪る老人たちという日本の今が映画産業も直撃している。

 

「映画なんてとっくに終わってるんや」というのが某先輩の口癖なんだけど、その言葉に今まであった幾許かの反撥心が急速に失せてきている。

改めて思うのだ。俺の知らないところで誰かが・何かが新たな胎動を始めていてほしい。メシア待望。

えっ?お前がやれってか?ふっふっふっ、サマージャンボが当たったら考えるぜ。当たれ!今度こそ頼むから。映画の未来のために。ってこんなんばっかやけど。