男の痰壺

映画の感想中心です

おもひでのしずく (2010年9月11日 (土))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。

 

見て見ぬふりは見殺しと同義じゃないか

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押尾守が極悪人のように言われている。
仕事も家庭も今いち冴えない日々の気晴らしに役得とも言えるスケコマシで憂さを晴らす日々の中で、片や有名人との知己が色々天秤にかけりゃあ、あった方がいいという女と知り合い、ホテルでやる前のバイアグラ代わりにラリってみようとしたら、量が違ったのか体質が合わなかったのか知らんが、女は意識不明になっちまった。
おっかなくって逃げちまいたいのだが、それもヤバイ気がするし、どうしようとオロオロしまくり、気づいてみりゃあ時間ばかりが過ぎていく。
そして、女は冷たくなった。

娘の親とすりゃあ、ひとこと言いたいのはわかる。
でも、彼女は拉致されて無理やり薬を打たれたんじゃない。
限りなく事故に近い案件じゃないのかね。

世間を歩いていりゃ、道端にも隣近所にも瀕死の人に出くわす可能性が高い。
生きて、その夜を越せない状態で道端でうずくまるホームレス。
その傍を酒に酔って嬌声を上げて見てみぬふりで通り過ぎる。
隣の家から小学生の泣き叫ぶ声がしょっちゅう聞こえる。
児童相談所に電話をするのが関の山で、自らその家を訪れたりは決してしない。

押尾の裁判なんてどうでもええんちゃうかね。
くだらなくって反吐が出る。