男の痰壺

映画の感想中心です

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

解散式

★★★★ 2006年10月28日(土) 日劇会館 任侠世界から仁義のなき世界へと移ろいゆく時代の境界という言葉が文字通り湾岸に並び立つ石油コンビナートで示現される。そして、「創造社」の2人の役者が旧き侠道の破壊者として登場するのも象徴的。的確な作法で深作…

金子修介 Shusuke Kaneko

生年:1955/06/08 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hat…

ジアド・ドゥエイリ Ziad Doueiri

生年:1963/10/07 kenironkun.hatenablog.com

地下鉄のザジ

★★★★★ 1992年12月10日(木) シネマアルゴ梅田 少女の都会での1昼夜の冒険譚をスラプスティックな技法を駆使してお茶目に描くと見せかけつつ大人世界の陰影と狂気を散りばめる2重底のような視線を現出させアナーキーな破壊の饗宴の果てにヌケヌケと物語を収…

フラガール

★★★★ 2006年10月28日(土) シネリーブル梅田2 健康ランドでフラダンサーになったからって…と思うが、それさえ叶わぬ親友のことを思えば涙も出る。状況描写に説得力があり、そこしかないから的唯一の社交場の安食堂の鄙びた場末感が良い。ただ終盤が安易に…

闇の狩人

★★ 1992年11月21日(土) 日劇会館 大芝居を演じる仲代にリアリズムの原田芳雄が全く噛み合わない。『柳生一族』位なら洒落で笑えても、こうまでチグハグで、おまけに話が情に流れるので救いようがない。その他諸々オールスターズも素晴らしくゴッタ煮である。…

ジャン=ピエール・ジュネ Jean-Pierre Jeunet

生年:1946/10/08 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

藤田容介 Yosuke Fujita

生年:1963// kenironkun.hatenablog.com

東京ギャング対香港ギャング

★★★ 2006年10月28日(土) 日劇会館 何故か仲良く香港観光を繰り広げる健さん&良平の前半が構成上歪なのも、ヤク中禁断症状が裸体ダンサーのアクロバットダンスとカットバックされる理不尽さも、強引に収束させてしまう男丹波の力量。笑ってしまうが心底か…

死んでもいい

★★★★★ 1992年12月13日(日) ロッポニカ三宮 前半の「流れ者」というバタ臭く違和感のある設定を済崩しに納得させてしまう圧倒的なケレン演出が正味痺れる。撮影と編集は神がかり的にキレまくる。『郵便配達』を現代日本の地方都市に巧妙に移植し主役3人も全…

オーメン

★★★ 2006年8月19日(土) 新世界国際劇場 ジョン・ムーアのセンスは買うが、30年も前の映画をそのままトレースしたんじゃ所詮インパクトに欠ける。小僧の魂胆は政界進出による世界破壊と相場がわかってるのだから、いっそポリティカルな要素をブロウアップ…

カール・テオドール・ドライエル Carl Theodor Dreyer

生年:1889/02/03没年:1968/03/20 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

コートニー・ソロモン Courtney Solomon

生年:1971/09/01 kenironkun.hatenablog.com

ひらいて

★★★ 2021年11月3日(水) テアトル梅田1 好きな男に告白したが振られる。どうも彼女がいるらしい。自分は可愛いし勉強も優秀で寄ってくる男もいる。イケてる私なのに何故?いったいどんな女なの?ってことで興味を持つ。まあ、ここまではわかる。 でも、地…

夏の遊び

★★ 1992年12月19日(土) ホクテンザ1 ひと夏の思い出と言うには鬱屈を内包したものであり、そういうものを如何様に描くかの作者のスタンスへの戸惑いが拭えなかった。露悪的であることと、それを研ぎ澄まされた鋭利さで断罪する後のベルイマンと比較すると如…

ディセント

★★★★ 2006年11月11日(土) トビタシネマ 展開は在り来たりとも言えるが、救われない喪失感からの逃避と自己再生の触媒として機能しており骨太である。中年女6人の冒険譚は華やぎと抑制と嫉妬と愛情が混在して出色のムードを形成している。ラストは疑問も感…

ウルガ

★★★ 1992年11月29日(日) 大毎地下劇場 文明圏の視点での非文明圏賛歌的語りが既に胡散臭い…ことはミハルコフは承知の上だとしても、その異文化の邂逅はドラマトゥルギーを産み出すわけでもない。寧ろ、映画に描かれた以後の近代化の侵食がもたらしたものにこ…

デヴィッド・フィンチャー David Fincher

生年:1962/08/28 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hat…

上田慎一郎 Shinichiro Ueda

生年:1984/04/07 kenironkun.hatenablog.com

ど根性物語 銭の踊り

★★★★ 2006年11月18日(土) 日劇会館 なんじゃこりゃの支離滅裂と微妙な変態味。文芸の鎧を外された市川崑の本質は案外こういうところにあるのではなかろうか。モダンジャズとスタイリッシュな宮川カメラが世界観を補填する中、勝新だけが我を通している。ア…

フールズ・オブ・フォーチュン

★★ 1992年12月6日(日) 大毎地下劇場 E・M・フォスター原作の映画みたいな雰囲気で始まったのが、いつの間にやら通俗的な復讐譚になる。展開の綾に欠けるので置いてけぼりを喰ったかのような感情移入のし難さだ。それを今いち魅力に欠く役者たちが演じ何を…

父親たちの星条旗

★★★ 2006年11月11日(土) 梅田ピカデリー4 捏造された英雄神話に拘る余りにあっけないまでに単視眼的であり、ベトナム経由の出し遅れ感が横溢する。2部作になんか分けずに日米が対峙する戦略をパノラミックに錯綜する視点で描いてこそのものだろう。又、…

オットー・プレミンジャー Otto Preminger

生年:1906/12/05没年:1986/04/23 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ジョン・タートゥーロ John Turturro

生年:1957/02/28 kenironkun.hatenablog.com

ミークス・カットオフ

★★★★ 2021年10月24日(日) シネヌーヴォX 開拓期のアメリカて新天地を求めて荒野を彷徨する3家族と案内人。 なのだが、妻たちの1人、ミシェル・ウィリアムスのドレスがピンクっつーのがなんか違和感ありますな。まあ、どうでもいいけど。 こういう時代だ…

永遠に美しく…

★★★★ 1992年12月20日(日) 梅田スカラ座 途中からどこまでやるのかという底の知れなさも漂いだす腐臭混じりの凄惨の徹底が際立つ怪作。『BTF2』で片鱗を見せたゼメキスのダークサイドがより先鋭化され凝結した。主役3人皆良いが隠し玉イザベラ・ロッセリ…

グッドナイト&グッドラック

★★★★ 2006年11月18日(土) 新世界国際劇場 規定の事実という前提なのだろうが、マッカーシーのサディスティックをもっと前面に出した方が劇的であったと思う一方、実験的とまで言える抑制を選んだクルーニーが嫌らしくも男前とも思う。とにかく技術であって…

大河のうた

★★★★ 1992年11月15日(日) キリンプラザ大阪 都会と田舎を往還する展開なのでメリハリが効いている。雑然とした都会ベナレスの描写に活力が溢れ脱田舎に目覚めるオプーの心情が極めて共感し得るものとなったが、そのテーマに新味は無い。しかし、ラストは矢張…

安藤桃子 Momoko Ando

生年:1982/03/19 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ドミー・シー Domee Shi

生年:1989/09/08 kenironkun.hatenablog.com