男の痰壺

映画の感想中心です

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

金融破滅ニッポン 桃源郷の人々

★★★★ 2002年11月5日(火)~6日(水) ホクテンザ2 どんなコンゲームを見せてくれるのかと思えば単なる株価操作で利幅も2000万とは何とも庶民的。まあそれも原作ありきと思えば納得するしかない。正直物足りないが、三池・相川コラボの逸脱作として乃至は室…

ユニバーサル・ソルジャー

★ 1993年4月25日(日) トビタシネマ 重装備で幕を開け肉弾戦に収斂してしまうのでは構成自体も悪いとは思うが、オーバーに言えば10年に1度の顔合わせを物に出来なかった格闘音痴のエメリッヒよりも、それを選んだセンス無き阿呆プロデューサー共に怒りの鉄…

グレタ・ガーウィグ Greta Gerwig

生年:1983/08/04 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ケヴィン・コナー Kevin Connor

生年:1937/07/14 kenironkun.hatenablog.com

赤い影

★★★ 2022年4月25日(月) シネヌーヴォ イタリア資本下のジャーロ風味を感じるという点でダリオ・アルジェントを、音楽ピノ・ドナジオからデ・パルマをと、影響されたんじゃないかと思って調べてみると「サスペリア」や「キャリー」より前の作品なんですね、…

緋牡丹博徒 お竜参上

★★★ 2002年11月23日(土) 扇町ミュージアムスクエア 『花札勝負』で完成された世界の残滓。前半の凝りまくりのショットの数々は美学的完成形を思わせるが独善の兆しも漂う。毎度の阿部徹のズルくて悪い様が度を超しており文太も健さんや鶴田に比べ未だ頼りな…

ホーム・アローン2

★★★ 1993年4月29日(木) 新世界国際劇場 1作目未見なので比較しようがないが、舞台を家から都市に広げてグレードアップしたが創意は減衰したのだろう。手堅く出来た映画とは思う。しかし、小生意気なガキ俳優に大の大人がケチョンケチョンにやられる展開が虚…

フレイルティー 妄執

★★★ 2002年11月23日(土) ホクテンザ2 再逆転の構図は肝なのだろうが見終わって既視感が横溢するしビル・パクストンという俳優のイメージそのままに堅実で実直な演出なので好感は持てるがハッタリズムは当然希薄。惜しいがサムシングが不足なのだ。画面造形…

ツイ・ハーク Tsui Hark

生年:1951/01/02 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ジャック・ヘイリー・Jr Jack Haley,Jr.

生年:1933/10/25没年:2001/01/21 kenironkun.hatenablog.com

ティファニーで朝食を

★★★★ 1993年5月13日(木) シネマアルゴ梅田 パン助と年増女のヒモとの刹那な恋という地平から数億光年隔たった場所で確信的にエドワーズは振舞ってみせる。哀感を抑制し乾いたユーモアで色付けされたしたたかにして見事な職人技。そこに感銘を覚える佳作。(ci…

★★★★ 2002年11月28日(木) 扇町ミュージアムスクエア 解ってもらえないからと言って全てを放っぽり出す「美学」を美しいと思う気持ちは正直解らないでもないが、それが国粋主義的に昇華されると極右へと向かう。三隅は三島の映画化には或る意味最適者で一切迷…

ドラキュラ

★★★★ 1993年5月5日(水) 新世界国際劇場 古典としての風格も無く尖った前衛があるわけでもない。全てに於いてそこそこなのだが、ふっきれてしまったかのような、お手軽な贅を尽くした虚仮威しとハッタリの釣瓶打ち。作家のそういう枯れ方は好ましい。(cinemas…

トビー・フーパー Tobe Hooper

生年:1943/01/25没年:2017/08/26 kenironkun.hatenablog.com

イ・ウォンテ Won-Tae Lee

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

恋人のいる時間

★★★★ 2002年11月26日(火) テアトル梅田1 不倫しといて開き直るドタマに来る女が主人公だがゴダールの関心はそういう倫理に向く訳なく只管に観察的手法で女体の外観へ向かう。結果このマーシャ・メリルは彼の映画のヒロイン中突出して美しい。勿論クタールモ…

続・男はつらいよ

★★★ 1993年5月5日(水) 日劇会館 シリーズ中でも水準高く、ふられシーンも痛切なのだが、江戸っ子の寅のお袋に浪花言葉の蝶々ってのが違和感を禁じ得ない。夢想の世界の寅さんに現実のシビアさを割り込ませる山田流はテイストの範囲でよく、これは本質に関与…

自転車吐息

★★★★ 2002年12月13日(金) 扇町ミュージアムスクエア 閉塞状況から逃れ得なくば人は逃避し破壊し、さもなくば自壊する。自壊男に殉教する男が縋る「透明ランナー」は所詮幻影。妹が「ざけんじゃねえ」と街の喧噪に突き進むのが救い。青臭くてたまらん部分も多…

サラ・ポーリー Sarah Polley

生年:1979/01/08 kenironkun.hatenablog.com

羽住英一郎 Eiichiro Hasumi

生年:1967/03/29 kenironkun.hatenablog.com

英雄の証明

★★★★★ 2022年4月22日(金) シネリーブル梅田1 アスガー・ファルハディの映画を「別離」を見て衝撃を受けて以来見続けているが、だんだん調子が落ちてる感があった。そりゃあそうで、オリジナル脚本であんだけ人の心理の機微を捉えつつ、錯綜する作劇のダイ…

冒険者たち

★★★ 1993年5月17日(月) 扇町ミュージアムスクエア 妙ちきりんで浮世離れな冒険マニアの反リアリズムに世知辛い世間の現実が介入する。アンリコのサディスティック視線がバランサーとして機能。レティシアの選択は男前ドロンのヒロイズムを弥増させるが餌にさ…

ゴスフォード・パーク

★★★★★ 2002年11月30日(土) 梅田ガーデンシネマ2 ばら撒きまくったネタのそこに最後の締めをもってくるのかという心地良い収束。脚本の勝利と思うが闊達なアルトマン演出も老獪そのもの。キャスティングのはまり具合も良く、迷宮のような地下世界の圧倒的な…

スペースノア

★★ 1993年5月5日(水) 新世界国際劇場 ひたすらに地味であるのだが地味であることを逆手にとって何かを意図を付加させることもない。寧ろ生真面目にSFしようとしているところが如何にもエメリッヒらしく単細胞的でカーペンターやルーカスに及ぶべくもない。…

湯浅政明 Masaaki Yuasa

生年:1965/03/16 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

トム・ハーパー Tom Harper

生年:1980/01/07 kenironkun.hatenablog.com

マイノリティ・リポート

★★★ 2002年12月16日(月) ナビオTOHOプレックス1 プリコグによる予知が、ああいう具体的映像になる発想をした時点で負けてる。それをパズルみたいに絵解きする様は子供っぽすぎて萎える。喪失感を薬で埋める虚無感がもっとハードに突き抜けて欲しいし、…

社葬

★★★★ 1993年5月16日(日) 新世界東映 疾走感あるオリジナル脚本で受けた老練舛田の柔軟な腕が冴えた文句無しのナイスムービー。役者陣の面子も揃ったが両雄相見える緒形と江守が織り成す余裕のかまし合いが快感。一方吉田日出子が醸す家庭描写の良さが絶好の…

血を吸う薔薇

★★★ 2002年12月18日(水) 扇町ミュージアムスクエア ひとりぼっちの孤独よりも、案外2人ぼっちの孤独の方が切ないかも…と思った。加えて虐げられた者への真摯な共感意識が多少胸を打つ。所詮バッタもんでも、実直な生真面目さで作られた映画には決して唾は吐…

内田けんじ Kenji Uchida

生年:1972/09/08 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com