男の痰壺

映画の感想中心です

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

デオン・テイラー Deon Taylor

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

実録・安藤昇俠道伝 烈火

★★★★ 2002年11月5日(火) ホクテンザ2 『DOA』丸出しの出だしから舐めとるなあと思って見ていると、中盤までの予定調和を美木と山口コンビがぶち壊す。どこまで行くのかっちゅう逸脱ぶりは相変わらずでも程良く心地良い。志賀の親爺が久々に儲け役だしラ…

許されざる者

★★★★★ 1993年4月25日(日) 梅田ピカデリー1 ワイオミングの曇天下、嬲り倒されるハリスに重なるE・クック・Jr。酒場の仰角構図も『シェーン』を想起させる。20年の歳月を経て銀幕上で対峙したハリーとポパイ。イーストウッドが映画史の担い手たる自覚下で…

直撃地獄拳 大逆転

★★★ 2002年11月15日(金 扇町ミュージアムスクエア アクションもギャグも寒くてアホでいいかげんな代物だとしても、やたらテンポが良いので退屈はしない。武者人形に変装した甲賀忍者直系子孫の千葉のしてやったりの佇まいの確信振りには、やむを得ずにしても…

長崎俊一 Shunichi Nagasaki

生年:1956/06/18 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ジョー・コーニッシュ  Joe Cornish

生年:1968/12/20 kenironkun.hatenablog.com

空き地に咲く花のように

空き地に咲く花のように 風に吹かれて空き地に咲く花のように 誰にも顧みられず そんな風に 俺っちも生きてゆくのさ ジ・エンドいつでも 暗い人生のトンネルぬければ 生き地獄そんな時には 空き地の花の一物ある心を 知るのです 空き地に咲く花のように 雨に…

男はつらいよ 寅次郎夢枕

★★★★ 1993年5月5日(水) 日劇会館 マドンナに言い寄られて寅が逃げるパターンの初作だが、このパターンの方が切ない。橋の上での煮え切らなく遣りきれない会話が明晰なストーリーを要求する観客の思惑とは逆説的に山田洋次の真骨頂を表出してしまう。『口笛』…

ロード・トゥ・パーディション

★★★★★ 2002年11月4日(月) 梅田ブルク7シアター6 この親爺のような生き様を息子に見せたく、このガキのように逞しく生きていって欲しいと息子達には思う。正直ツボにはまってしまった。コンラッド・ホールの撮影が良く見えるとしたら、今のプラスティックな…

花のお江戸の法界坊

★★ 1992年3月8日(日) 日劇シネマ にぎにぎしいまでのテンコ盛りではあるが、フランキー・伴淳・のり平たちが主要面子とくれば、ルーティンにどうしても本気汁も出ず、典型的プログラムピクチャーの典型的陥穽に落ちた出来となった。とりたててどう言うことも…

古厩智之 Tomoyuki Furumaya

生年:1968/11/14 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

アスガー・レス Asger Leth

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火まつり

★★★★★ 2022年4月25日(月) シネヌーヴォ 原作・脚本/中上健次、撮影/田村正毅、美術/木村威夫、音楽/武満徹。とまあ、この布陣を見ただけで柳町がこの映画にかけた裂帛の気合いが伺える。そして、それは結果に結びついてると思います。個人的には「さら…

サイン

★★★ 2002年11月2日(土) 梅田ブルク7シアター7 世界の終末を田舎の1軒屋に限定して描くというのは思いつきそうな話だが、それにリンクさせた超常現象にアメリカンタブロイド的レトロチープさを持ってくるのは完璧に新鮮で巧い。しかし、信仰の回復にまつわ…

カナディアン・エクスプレス

★★★★ 1993年4月25日(日) トビタシネマ 深夜の片田舎の駅の風情など列車ものの情緒が過不足なく織り込まれ、ほぼノンストップで突っ走るアクション映画の佳作。ハックマンの安定感で物語の重心も素晴らしく据わる。撮影も兼務し全てを弁えたハイアムズの娯楽…

車夫遊俠伝 喧嘩辰

★★★ 2002年11月16日(土) 扇町ミュージアムスクエア 何があっても自分の信義を曲げぬ男というのは良いキャラで『けんかえれじい』に通底するようにも思えるのだが、そこを取り立てて前面に出さず勿体ない。後半に至りそういった特質は後方に霞みトーンダウン…

ヤン・ヨンヒ Yonghi Yang

生年:1964/11/11 kenironkun.hatenablog.com

エヴァン・グローデル Evan Glodell

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ポリス・ストーリー3

★★★★★ 1993年4月29日(木) 新世界国際劇場 反発し合いながらも共通の目的を遂行する2人。見飽きた設定だがジャッキーとミシェールという極めた者同士のみが醸し出し得るあ・うんの呼吸の妙は世界映画史上有数の至福感。しかも、それが男と女であるから甘酸っ…

弾丸ランナー

★★★ 2002年11月19日(火) 扇町ミュージアムスクエア 役者を走らせれば映画も疾走するとでも思ってるのだろうか?余りに短絡的で幼稚。必然のエモーションが決定的に欠如している。ミニスカ姉ちゃんが物拾う仕草に劇的に性欲を刺激されるとこだけは脳内シナプ…

美しき獲物

★★★ 1993年4月25日(日) トビタシネマ 冒頭からチェスの選手権試合という特異な設定を相当に入念に描いていく割には展開には殆ど活かされないというのが若干に歪でありどっちかと言うと好きである。90年代にミッキー・ロークと並び立った思い込み男優ランバ…

豊田四郎 Shiro Toyoda

生年:1906/01/03没年:1977/11/13 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

イ・ビョンホン Byeong-heon Lee

生年:1980/07/23 kenironkun.hatenablog.com

たそがれ清兵衛

★★★★★ 2002年11月11日(月) 梅田ピカデリー1 初時代劇への拘りの成果が殊更あったとは思えない。しかし、血糊や死体にたかる蠅等は、意外な抽斗とは思わないにしても、よくぞ踏み切ったものだと思う。男女の思い思われ恥ずかし世界と親子の情愛は同じような…

刑事エデン 追跡者

★★★★ 1993年4月29日(木) 新世界国際劇場 原理主義的な戒律がもたらす慎みと静謐トーンが映画を規定する。物語は当然に破綻を許されず越境は終に遂げられることはない。メラニーに仮託した観る者の戸惑いと馴染み難さはそれでもやがて融解しゆくだろう。ルメ…

狂った野獣

★★★ 2002年11月20日(水) 扇町ミュージアムスクエア 『スピード』を遡ること20年、我が日本にも『狂った野獣』があった…と言いたかったのに…。和製キャラハンを気取った室田の無念のポーズには涙を禁じ得なかったが…。(cinemascape) kenironkun.hatenablog.…

ディック・リチャーズ Dick Richards

生年:1936/07/09 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

武内英樹 Hideki Takeuchi

生年:1966/10/09 kenironkun.hatenablog.com

親愛なる同志たちへ

★★★★★ 2022年5月2日(月) テアトル梅田2 同時期にモノクロの新作が何本もスクリーンにかかっており、1本くらい見とかなと思ってたんですが、老齢のコンチャロフスキー監督作ってことでこれには食指が動きませんでした。だってアメリカで大味な「デッドフ…

マルコムX

★★★★★ 1993年4月26日(月) OS劇場 インディーズ作家が、いきなりこれだけのメガバジェットをきっちり物にしたことに驚愕。巧すぎて商業主義的従属と思わなくもないが、紛うことなきリーの魂の執念には完膚無きまでに打たれる。人は人生で何度かは正面からも…