男の痰壺

映画の感想中心です

映画感想【り】

リアリティのダンス

★★★★ 2014年7月28日(日) シネリーブル梅田4 如何にして私は親父の抑圧から解放されたかってな感じの今一弾けぬ奇想天国と思うそばから物語が逸脱を始め何時しか親父語りになるあたり、ホドロフスキーの真摯だが達観したかのような想いに少しばかり絆され…

竜二

★★★★ 2015年3月28日(土) トビタ東映 安フィルムの質感がどこまでも冴えぬ世界に適合し絶妙で金子・ 永島ともに世界の住人として完璧。俺やっぱ駄目だわ的甘えの構図も財布の中身で見殺すダチや不良ぶる親爺へのイラだち挿話リアリティが補完。100の感情…

龍三と七人の子分たち

★★ 2015年6月5日(金) 大阪ステーションシティシネマ3 微温湯の中で小便漏らしてるくらいならいっそうんこでもしろやと言いたい。早晩、社会構造の転換から足蹴にされる定めの年寄りに片足突っ込み露呈した阿りの気配が醜悪。セスナはスカイツリーに突っ込…

理由なき反抗

★★★ 1979年4月6日(金) ビック映劇 反抗とか言っても大人は判ってくれない的スネ坊世界の戯れ言なので真面に観れば退くし、ディーンの演技が路線に忠実に走行するのも少し鼻につく。ましてやレイの作家性なんぞあるのかどうか知らないので今更どうしようもな…

リアル鬼ごっこ

★★★ 2015年7月19日(日) 大阪ステーションシティシネマ4 『自殺サークル』サイド園子温の結晶形で全篇5割以上をドローン撮影に依ると思しき実験の遣り放題も概ね好感。悪夢のような不条理展開が続くが言わずもがなの終盤は蛇足だし純度を低める。特筆はト…

リメイニング

★★★ 2015年9月26日(土) 新世界国際 又かと思うPOVだが、そこへの拘りはなくて随所で3人称が挟まれる適当さが良い塩梅。しかし、まあどこぞでか見たような設定・仕掛けの羅列ではある。『ミスト』に通底する終末観だが宗教的な選民思想が根底にあるらし…

リップ・ヴァン・ウィンクルの花嫁

★★★★★ 2016年4月9日(土) 梅田ブルグ7シアター7 現実の世の中の彼女たちには綾野剛が手を差し伸べてくれることはないのだが、そこまで岩井が呑んで含めた仮想王国を揺蕩うように黒木は乗り越えていく。随所に片鱗が差し込まれる疲弊し腐った現実。それを…

竜馬暗殺

★★★★★ 1979年11月24日(土) 伊丹ローズ劇場 豪雨が吹き荒れるメインストリームから一旦脇に逸れ、束の間の緩い陽だまりに身を委ねる。それは泥濘の中の山椒魚みたいな体たらくだが心根は据わっている。ブロウアップされた16モノクロの粗いわだかまりの連鎖…