男の痰壺

映画の感想中心です

日々雑感

甦る昭和歌謡 vol.3

Roxy Music - Virginia Plain - Top Of The Pops - 24th August 1972 - YouTube www.youtube.com 久しぶりに街中で旧友に再会した主人公は、その日の晩、彼らと飲みに行き酔い潰れる。彼のマンションまで送っていった旧友たちは玄関に出迎えた彼の妻のことを…

甦る昭和歌謡 vol.2

放かされて - YouTube www.youtube.com 俺らの年代では、大阪の歌と聞かれて大概の奴は「大阪で生まれた女」か「悲しい色やねん」と言うんですけど、俺はこれですね。 正直、初めて聴いた時ニック・ニューサーって誰やろ思いましたし、少年時代にTVとかで…

甦る昭和歌謡 vol.1

THE STREET SLIDERS 風の街に生まれ - YouTube www.youtube.com 10代の頃はそれなりに音楽を聴いてた俺ですが、働き出してからの音楽との接点は、飲みに行ったスナックでカラオケ歌うのと、運転中の車の中で聴くくらいになりました。 ダッシュボードの中に…

微かな希望 あの雲の隙間から

あの雲の隙間から 札束何個も飛んできて 俺の懐に入るのよ そうさ俺らはビューティフル・ドリーマー あの雲の隙間から キングギドラが飛来して 腐った街を焼き尽くせ そうさ俺らはアルマゲドン・ドリーマー あの雲の隙間から 阿弥陀如来が顔を出し 絶望の荒…

憂愁のレトロスペクティヴ大流行り

映画館で最近こんなんばっかやっていて、個人的にはありがたいなーと思う一方で、こんなことでは産業としての映画は確実に終りつつあるんやなーと一抹の寂しさを覚えるのです。 もはや映画館なんて年寄りの慰みものでしかなくなったってことで、平日の単館系…

花火の如く

1年あまり前に引っ越してから淀川花火大会が家からまあまあの距離で見えるようになった。家の窓から見たり屋上に上がったりして1時間。ボンヤリ眺めながら思った。 「ふっふっふっ、俺の最後も大輪の花を咲かせて瞬く間に終わりたいもんだぜ」 でも、その…

勝利祈願 何をやねん

例年GWに休みなんか取れたことかなかったのだが、今回は最後の土日に休みを取って近場の箕面で息子夫婦と一緒に1泊した。 泊まって飯食って風呂入るだけでもよかったのだが、時間もあるので勝尾寺なる寺に行った。 やたらあちこちに達磨が置いてあり異様…

バーニング大阪ステーションシティシネマ 小火(ボヤ)っすけど

かれこれ3週間ほど映画を見に行っていない。日々ほんまに疲れ切ってしまって、休みになっても外に出て行く気力が起きない。その間、いろんな映画が上映を終えていってしまった。なかでも大阪では去年から3度目となるアケルマンの特集上映には今度こそは1…

さらば十八番 そして迫り来る焼け野原

✳︎これは極めてリージョナルな話題です。 初めて大阪は天六の中華料理店「十八番」に行ったのは30年ほど前のことだったと思う。その頃、天六には「天六ユウラク座」と「ホクテンザ」という映画館があって、そこで映画を見に行った帰りにたまたま立ち寄った…

植岡喜晴のみた夢 蘇る時代の瘧

半ば脅されるようにして、いっちょ噛みした「植岡喜晴アーカイブ計画」のクラウドファウンディングだったが、こんな豪華な追悼本もらえて良かったす。 俺は同時代に関西の違うところで8ミリ映画を撮っていたというだけの、恥ずかしながら植岡さんとは縁もゆ…

レミング・シンドローム

「みんなしてるし、外して目立つのいややから取り敢えずしとこ」 「A子のこと、みんなシカトしてる。話しかけて私もシカトされたらいややから私も取り敢えずシカトしとこ」 俺には、この2つの思考経路は同じに思える。だから、いつまで経ってもマスクをし…

ドリーム 絵に描いた餅が本物になるとき

WBCを今回、仕事でまともに見てません。 だが、決勝ラウンドに入ってからの最後の2戦は、誰もが思い描く「こうなったらどんなにええやろか」が嘘のように実現されるお伽話の世界がホンマにあるんやと思わされました。結果を後で見ただけの感想ですが。 …

結婚式場のささやき女将

先日、息子の結婚式があって参加した(当たり前だけど)のだが、日取りが決まってから俺は気が重かった。理由は2つある。 1つは金がまたぞろかかることで、新郎の親だから礼服に100均の白ネクタイでは済まないわけで、父親はモーニング、母親は留袖が常…

一本独鈷の果てに

ぼろを着てると こころも寒いどんな虫より みじめだぜ還暦すぎると棺桶ちかい 金はない言うだけ番長 成れの果て 何はなくても ハッタリだけは俺の自慢の ひとつだぜ春が来りゃ 夢の木に花が咲く 今度こそ今にみておれ ベホイミ三昧

シネスケ・ライズアップ

後光がさしてるようだ。

シネスケ・フォールダウン

cinemascapeというサイトに20年以上映画の感想を書いてきていて、それをここ何年かブログにシコシコ転記してきたのだが、そのシネスケが12月の半ばからアクセスダウンしてしまった。下書きに保存していたものを放出しキャッシュに残留するものは拾ってき…

今更に晩節を汚すなよ

はてなブログの自分の注目記事ってのが興味深くてしばしばチェックしてるのだが、昨日から突然降って湧いたように「ロミオとジュリエット」がトップに躍り出て「?」だったんですが、やほーで検索したら、御歳70を越えるオリビア・ハッセーとレナード・ホ…

映画 2022

2022年は個人的に身の回りで慶弔儀はじめいろんなことがあった年だった。 前年末に還暦手前の妹が入籍して相手のおっさんを1月に招いて食事会をした。妹は初婚おっさんはバツイチであったが2人は30年来の知己だそうで何だか胡散臭い話だが好きにして…

解脱のXmasイヴ

日々は地獄のHistoryI've been cryin', X'mas infernoメモに書いた遺言Oh My.god, I called you. Oh no!! バブル崩壊はMiseryI've been cryin' Please give me money夕陽浮かぶ屋上でひとり喧騒を聞いてた 思い出が瞼に滲む今宵のSilent Night泣き濡れた日々…

埋蔵資源を掘り起こせ

出生数の減少が加速しているらしく、予測より数年早く2022年は80万人を割る見込みらしい。 原因を一義的には言えないとしても、やっぱ子育てに金かかりすぎるのも大きな要因で、特に学費は子ども1人あたり大学までやるとして1000万〜2000万。…

ライズアップ日本 WCGL1位通過を受けて

あーやっぱドイツ戦がまぐれやったんや。 コスタリカ戦の見どころのない敗戦で、そうそうこれがニッポンよのー、スペインに惨敗する様が目に浮かぶわーと思った奴は俺だけじゃないはずだ。 でも、勝ちやがった、やってくれました、ニッポン。 まだまだやれる…

孤独の激安グルメ

あ〜楽になりたい〜仕事やめたい〜寝てばっかりいたい〜とまあそんなことばかり考えていて、頼むから今度という今度は当たれよ年末ジャンボ10億円、そうすれば死ぬ前にもうひと花咲かせて見せよるぜよー!って何を咲かせるのか知りませんが。 はーしかし、…

ドーハの奇跡 2022WC日本初戦を見て

下馬評では日本は善戦するんじゃないかとの見方もあったが、前半が終わった時点でもうダメだーと見てる者の大方が思っただろう。攻めまくられて45分の大半を日本陣内で防戦に終始する展開でおそらく10本くらいシュートをうたれたのに失点がPKの1点で…

黄泉の国からの誘い 彼方から蘇る音頭の調べ

その① オバQ音頭 キュッキュキュのキュキュッキュキュのキュオバQ音頭で キュッキュッキュッ 空は晴れたし ホイオバQなやみはないし ホイオバQ心ウキウキ オツムも軽いよホーイオバQ クールクルッ空にQの字の 空にQの字の宙がえり 宙がえりオバケラ オバケ…

仁義の桶狭間 植岡喜晴アーカイブ計画

先般プラネットに行った際に上記のチラシを渡され「お前もうやったんやろな」と言われた。クラウドファンディングへの出資のことである。 俺が大学に入学した1980年、映研で植岡さんの自主映画「WONDER WALL」がスゲーから見ろと先輩達の口端…

続・もう終わりだね 32年ぶりの円相場150円

日本の年間予算 100兆円 その内の社会保障費 35兆円 同 国債費 25兆円 日本の国債発行残高 1000兆円 この4つの数字の異常さは、考えれば考えるほど背筋が寒くなる。 普通、住宅ローンのような担保のあるものは別として、個人が無担保で借金する…

もう終わりだね

もう 終わりだね 君が小さく見える僕は思わず君を売り叩きたくなる 「私は余力あるから このままでいさせて」君の額から脂汗 流れては落ちる 「私はNo1よ」いつかそう言ってたねまるで今日のことなんて思いもしないで さよなら さよなら さよなら もうす…

コロナ日和

あーこんだけ世間では何年間もコロナコロナ言ってんのに、なんで俺のとこには来ないんだ?コロナのヤロー、ざけんじゃねえぞ、クソ暑いなかマスクだってきれいさっぱり脱ぎ去って、どんと来いってなもんでさ、逃げも隠れもしないってんだよ。 そんななか、あ…

真夏の夢 朝焼けの歌

ゆらゆらと路地の空に広がる黄泉の国からの 朝焼け空クソ食らえとただアスファルト 蹴りつけああ、冥府魔道

根腐れ日本

「まいったなあ」 「ほんとにね」 「俺はさ、ぶっちゃけ安倍さんのことそんなに大した政治家だとは思ってなかったんだけどさ」 「そなんですか」 「うん、だけどさ、何だろねこの喪失感」 「はい」 「何かを掲げてきっちりやろうとする、そしてやり遂げてく…