男の痰壺

映画の感想中心です

2023-02-24から1日間の記事一覧

Hole

★★★★★ 1999年10月14日(木) パラダイスシネマ1 世紀末・疫病・雨と1歩間違えればあざとさキワキワのキーワードのオンパレードだがダサ直球を混じえて巧くすり抜けた。シュールな意匠は純なハートと表裏を成し、人は孤独地獄から救済されねばならないという…

突貫小僧

★★★ 1998年10月24日(土) 動物園前シネフェスタ2 映画表現として殊更何かがあるわけではない。ただ、天衣無縫なツッコミを連発する突貫小僧と阿吽の呼吸で受ける斎藤達雄が居ればいい。カメラ脇の小津が眺めた1幕ものの漫才劇が数年後の世紀の傑作へ昇華す…

金融腐蝕列島 呪縛

★★ 1999年10月11日(月) ホクテンザ1 『華麗なる一族』の時代じゃあるまいし、こんな大時代な銀行頭取を出す錯誤感覚の一方で絵空事めいた米映画ヒロイン風女性記者。現在認識の決定的欠如だけならまだしもアメリカかぶれの剽窃を直截に日本の風土で成立させ…

一本独鈷の果てに

ぼろを着てると こころも寒いどんな虫より みじめだぜ還暦すぎると棺桶ちかい 金はない言うだけ番長 成れの果て 何はなくても ハッタリだけは俺の自慢の ひとつだぜ春が来りゃ 夢の木に花が咲く 今度こそ今にみておれ ベホイミ三昧