★★★★★ 1994年6月19日(日) 祇園会館
殊更に女性の社会性を取り上げることもなく、主人公エイダは、あたかも当然の如くに、自然体で、本能的で、西欧的価値観から自由だ。それは多分にカンピオンの価値観と同期してるらしい。正直尊敬せざるを得ない。主演2人も虚飾を棄てた名演と思う。(cinemascape)
★★★★★ 1994年6月19日(日) 祇園会館
殊更に女性の社会性を取り上げることもなく、主人公エイダは、あたかも当然の如くに、自然体で、本能的で、西欧的価値観から自由だ。それは多分にカンピオンの価値観と同期してるらしい。正直尊敬せざるを得ない。主演2人も虚飾を棄てた名演と思う。(cinemascape)
★★★ 2002年2月1日(金)~2日(土) 天六ユウラク座
やけにオリジナルが名作に思えてくる奥行きのないお手軽世界。タメが無いからプロットは物語を進行させる為だけのものに堕す。特に人間に加担する猿たちの描写は全く納得性が無い。ティム・ロスの残忍やヘレナの柔和など猿役者たちの眼技だけが見所。(cinemascape)
★★ 1994年6月19日(日) 第七藝術劇場
「宝島」とか「白鯨」とかの海洋奇譚の系譜上のものなんだろうが、それにしても何なんでしょうか、これ。閉塞舞台で爽快感の欠片もないダラな話が延々と続き、ラングが投げた訳でもなさそうなのに漂う場末の湿り気。有る意味で存在の耐え難い摩訶不思議。(cinemascape)
★★★ 2002年2月2日(土) 動物園前シネフェスタ4
ショットの冴えは随所にありノッてる感はある。どこという欠点も無いが佐藤允はワン・オブ・ゼムになり群像劇はダラダラしていて焦点が絞り切れてない。どうでもいいような軍旗奪還を骨子に置いたせいでゲーム化した流れからは差し迫る真情は抜け落ちる。(cinemascape)