男の痰壺

映画の感想中心です

肉体の悪魔

★★★ 2003年1月11日(土) シネリーブル梅田2

不実の後ろめたさが時代背景への逆行性を加算して加速される作劇は魅せるものがある。『愛のコリーダ』まで連なる恋愛地獄ものの原点なのだろう。大戦裏話として『哀愁』と表裏の位置づけとも感じる古典。ただ、演出的には時間の解体が甘く、暗喩表現も幼稚。(cinemascape)

 

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