男の痰壺

映画の感想中心です

マリア・ブラウンの結婚

★★★★ 1980年11月9日(日)  大毎地下劇場
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敗戦国の戦後という退廃を旨とする作家の自家籠中世界のヒロインが一途な愛を貫くのが泣かせるが、一方で切り捨てられる数多の男たちは哀れだ。スペクタクルな世界に毒と純情を程よくブレンドファスビンダーが大衆寄りに転回した記念碑。(cinemascape)