男の痰壺

映画の感想中心です

アトラクション 制圧

★★★ 2018年1月20日(土) 新世界国際劇場
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エンドクレジットを見るとCG関係のスタッフロールがめっちゃ多い。
確かにハリウッド映画並にクオリティは高いと思う。
演出もかなりに骨太。
監督はセルゲイ・ボンタルチュクの息子らしいですなあ…力あると思います。
 
だが、物語の骨子は「スターマン」です。
特筆すべき新しさは感じない。
強権政権のもとでロシアは平和なんでしょうか。
 
それに巻かれていてええんかいなと思うのです。
 
一体何事が始まるのかの期待は諦念へと収縮しゆくが、この日常と変異が並置される様は新鮮だし、それがロシアの剣呑な現状を反映してるのかもしれず、逆に『スターマン』的コンセプトは欺瞞の希望への追従か。それでも彼女が見上げる夜空は世界と均質なのだ。(cinemascape)