男の痰壺

映画の感想中心です

2021-01-15から1日間の記事一覧

逃がれの街

★★★ 1983年10月26日(水) 伊丹グリーン劇場 平素な日常も板子一枚下は地獄という話は魅力的。警察の職務に徹したプロ意識もやくざの徹底した非情さも申し分ない。ただ、脚本が不出来で転調する前後半のジャンクションが欠落してるので印象が散漫。(cinemascap…

神々と男たち

★★★ 2011年4月9日(土) 梅田ガーデンシネマ2 「神々と」と言う割には高次な命題ではなく、曳かれ者の小唄的に矮小な世界観にしか立脚していない。それでも、「白鳥」の余りにと言うしかない自己陶酔なセンチメンタリズムの強引な押し付けには若干捻じ伏せ…

地獄に堕ちた勇者ども

★★★★ 1983年1月19日(水) サンケイホール 多重テーマを容易ならざる重層構造で描くが、「リア王」に於ける王不在の中で悪女の傀儡たるボガードが牽引するのが物語構造として如何にも弱い。しかし、替わって魑魅魍魎のようなホモセクシュアルを前面に突出させ…

コロナパニック、頭がパー!!

新世界国際劇場の看板惹句はオモロくて気が利いてるのでSNSによく投稿されてるみたいやけど、今回、久しぶりに見に行って、今の気分を巧く表現しとるなあ座布団1枚!思いました。 ほんまもう、アホちゃいまんねんパーでんねんと開き直るしかないんやない…