男の痰壺

映画の感想中心です

2025-06-12から1日間の記事一覧

怒りの葡萄

★★★★★ 1980年12月7日(日) SABホール 大恐慌下のリアリズムは残滓が残る時代に作られたからこその切実味と、それに抗する家族の絆が不可侵と信じられてたからこその感銘が抜きん出ている40年代フォードの貧乏アメリカ3部作の初作にして最高作。トーラン…

チャンプ

★ 1980年11月23日(日) 梅田東映パラス 曲りなりにも何がしかの作家性を保持してた筈のゼフィレッリがハリウッドのショービズマニュアルに蹂躙される。選択されたマエストロたちはギャラの分はと割切り映画は形を為してゆく。冒険心の欠片もなく何から何まで…