男の痰壺

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G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ

★★★★ 2021年11月15日(月) 大阪ステーションシティシネマ

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今更、変なニッポンとかをとやかく言っても始まらない。て言うか忍者一族が跋扈するような世界に文句なんて言うだけヤボだ。

格別に先鋭的なアクションがあるわけでもないが、俺はけっこう満足した。なんでやろと考えてみるに、ストーリーラインの構築がイケてるからと思います。

まあ、言うなれば4つ巴の勢力図が組んず解れつするお話なのだが、対立軸の立て方が明快でスッキリしてる。正義の組織GIジョーと悪のコブラっつうシリーズの基軸を後方に置いて、忍者一族の嵐影と抜け忍軍団の戦いが主軸になる。で主人公の男は親の仇とコブラ追う一匹狼であります。

彼はひょんなことから嵐影に草鞋を脱ぐんだけど、あっちいったりこっちいったりで、さながら三十郎だが、そこまで高度な大局の読みがあるわけじゃない。それでも中盤を牽引するにこの設定は悪くない。

んで、最後は総力戦。ここではGIジョーとコブラ双方から女性エージェントが参入するが、イケてる姉ちゃんの加入も又華やぎです。

 

ほとんど知らないキャスティングだけど、嵐影の総帥に石田えり。久方ぶりに見たけどお元気そうで何よりでした。

 

破綻のないことも良いことだと思わせるストーリーラインの安定。4つ巴の攻防戦と勢力間を揺れ動く頭良くない主人公が予断を許さぬ興味をかき立てる。アクション演出は中の上程度だが必要十分だし変な国ニッポン意匠も真摯さが伝わりグッド。上出来の前日譚。(cinemascape)