男の痰壺

映画の感想中心です

フリー・ファイヤー

★★★★★ 2017年5月6日(土) 大阪ステーションシティシネマ
イメージ 1
 
ドンパチが始まってからドンパチが終わるまで…だけの話。
舞台はだだっ広い廃工場の中のみ。
まあ、これをして、なめとんのか!とする向きと、ようそんだけでもたせたよネ♥とする向きがあります。
 
俺は後者。
とにかく、この映画、驚くくらいに作劇上の飛び道具(鉄砲のことじゃありません)を使わない。
意表をつく展開とか大仕掛けなハッタリとかのことです。
一応、序盤でスナイパーが1人、後半で仲間が1人、外部から投入されますが、その程度です。
 
設定だけでもたせている。
IRAの武闘派にブラックパンサーの残党、その他もろもろにジョン・デンバーのカントリー。
時代とキャラと環境を決めれば映画は自走する。
監督はそう確信しているかのようだ。
「ハイ・ライズ」はあんまり不評だったので見なかったが見ときゃよかった思う。
 
ワンシチュエーションのドンパチ劇を描くに意表つく展開とか大仕掛けハッタリとかを使わない。設定だけでもたせている。IRAの武闘派にブラックパンサーの残党&ジョン・デンバー。時代とキャラと環境を決めれば映画は自走する。そういった確信は潔い。(cinemascape)