男の痰壺

映画の感想中心です

罪の手ざわり

★★★★★ 2014年6月9日(月) シネリーブル梅田4
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人が事に及ぶに当然あるであろう葛藤や躊躇は描かず、状況や空気を丁寧に描くことで演繹的にアプローチするのだが、結果、非情緒的なのに惻惻とした慈しみが横溢している。特に第3話が傑出し、大陸を流浪するチャオ・タオで締めるラストは荘厳である。(cinemascape)