男の痰壺

映画の感想中心です

涙のワンサイドラヴ

2021年3月11日(木) プラネットプラスワン

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先日、テレシネされたものを20年ぶりに1人で見てるときは、案外イケてるんちゃうんと勝手に舞い上がっていた俺だが、やっぱお客さんに混じって見てると居た堪れない気持ちになってしまいました。

客観的な視座が発生するからでしょう。

 

それでも、背中を丸めて恐る恐る画面に見入る俺の頭に今まであまり考えたこともなかった思いも幾つか去来するのでありました。

それは、この映画を手伝ってくれた人たちへの感謝の気持ちと言うと嘘くさいんですが、撮っていた20歳前後のころは、俺様上等でブイブイ言わせてたわけで、正直あまりそんなこと考えたこともなかった気がします。

 

上映前に富岡氏も少し触れられていましたが、俺も改めて、出てくれた人たちは、あゝこんなに真摯に台詞の隅々まで考えて感情を注入してくれてたんやと目を見開かされました。

この歳になり感謝の気持ちを知る。

まだまだ人間が出来ておりませんね。